1、開 催 日 :平成22年5月16日(日) 場所:枚岡神社〜梅林〜郷土博物館(10:00〜14:00)
・天気:晴
2、担当リーダー:藪下・石井、(岩久、大池、飛田、中谷、西川、平山、藤戸)
3、参 加 : 32名 (大人16名、子供5名、幼事2名、スタッフ9名)
4、行事内容
・午前10時枚岡神社鳥居下に集合し、挨拶の後スタッフの自己紹介をし、枚岡梅林へ向かって出発。
・梅林までの道でタンポポ・オオバコ・スイバ・ヤマアイ・スイバ・ヤブガラシ・イタドリ・ヤブジラミ・その他を
見る。
・梅林では、ウメ・サクラ・シロツメグサ・オドリコソウ・ハコベ・カキ・キョウチクトウ・その他を見て、シロツメグサ
とカタバミの違いを説明。
・スタッフの平山より写真と実物を持ってカラスノエンドウ・スズメノエンドウ・カスマグサの違いを説明してもらう。
続いて子供たちにカタバミで10円玉を磨いてもらい、大いに盛り上がる。
・続いて梅林から古墳の方へ進む。途中で、モモ・アケビ・ドクダミ・アカネ・クチナシ・ヤマグワ・キツネノボタン
ウマノアシガタ・などを見る。
・五条古墳ではスタッフの飛田よりこの古墳の由来について説明を受ける。
・古墳より郷土史博物館(最終目的地)へ向かう。 途中で、イチゴ(何イチゴか不明)を試食する、なかなか
美味かった。クズ・キンカン・イチジク・アカネ・カンゾウ・ツルニチニチソウ・シュロウ・ヤツデ・ビワ・イチョウ・
ナンテン・などを見る。
・12時10分頃郷土史博物館に着く。此処で昼食とする。
・通食の後、ドクダミ茶・カキ茶・ブレンド茶3種の試飲をする。喜んでいただく。
・その後、博物館や古墳の見学をして2時過ぎに現地で解散をした。
<藪下 記> <石井・平山 写真>
H22年5月特別観察会 「とっとこ歩き観察会ー22」
<新緑の芽吹きを楽しもう>
1、開 催 日 :平成22年5月23日(日) 場所:瓢箪山〜客坊谷〜枚岡(9:00〜16:00)
・天気:大荒れ 風強く弱い雨模様
一般参加者無く スタッフのみで実施
2、担当リーダー:飛田 (石井、近藤)
3、参 加 : 3名 (スタッフ3名)
<石井 写真>
H22年6月 「キノコ観察会」 <木の子(キノコ)はどこにいるのかな>
1、開 催 日 :平成22年6月27日(日) 場所:枚岡神社〜梅林〜椋が根橋(10:00〜14:30)
・天気:曇り
2、担当リーダー:特別講師上田俊穂氏・平山、 (石井、太田、紀古、杉崎、飛田、西川、三木)
3、参 加 : 27名 (大人12名、子供4名、幼児2名、スタッフ9名)
4、行事内容
1、開 催 日 : 平成22年7月24日(土) 18:00〜21:00
天気:晴れ・観察場所:枚岡梅林一帯
2、担当リーダー : 石井、岩久、太田 (飛田、近藤、杉崎、中谷、西川、原田、平山)
3、参 加 : 54名(大人20名、子供24名、スタッフ10名)
4、行事概要 : 枚岡NC恒例行事 「セミ羽化」観察会を、グリーンガーデンひらおかと共催実施
5、行事&観察結果
○グリーンガーデンひらおか 2階研修室 (6時)
・グリーンガーデンひらおか 近藤館長挨拶
・スタッフの紹介・2班体制での全スタッフとその担当の紹介、本日のスケジュールの説明を行なった。
羽化時のセミの行動と観察の仕方を説明、身近な自然観察を自然環境保全に繋げて欲しいと要望。
・紙芝居「セミ太郎の一生」、「野外観察時の服装等の注意」を実施。
子供達には紙芝居のすぐ前に座ってもらい、拍子木で紙芝居を開始、雰囲気が盛り上がる
・観察時の注意事項を説明。スタッフの指示に従うよう案内した。
・観察場所である枚岡梅林までの移動時、及び帰宅時の案内を行なった。
○グリーンガーデン枚岡〜枚岡梅林へ (6時半)
・参加者全員約20分で観察場所の枚岡梅林まで移動。
まだ明るい中、各班の担当スタッフの案内でのセミの鳴き声を聞き移動、大阪の夜景も楽しんだ。
セミ羽化を観察するのは大人も子供も初めての方が多く、期待で足取りも速い。
○枚岡梅林
・枚岡梅林では、晴天続きのせいか例年よりセミの数が少ない、全スタッフが協力してセミの子供を捜す、
さすがに慣れたスタッフらが次々と見つけ、子供達も一安心。
・その後、あたりは暗くなり、公園内の明かりが灯るが、ライトでの羽化途中のセミの観察に熱中。
あちらこちらでセミの羽化始まったよ、背中割れたよ、羽が伸びたよ、の声があがる。
*観察会終了の予定時刻となった為、拍子木を打ち集まってもらう。名残を惜しみながら解散の案内をする。
飛田代表より生物の多様性は自然環境が良い事の指標となる、自然を大切にしたいとの挨拶あり。
今後も家族でセミ羽化観察を楽しんでいただきたいと申し添え、次回催しの案内し解散とする。(9時)
6、観察会感想
参加者感想
・セミ羽化観察は初めてであったが、今回の観察を参考に家の近くで見たい。
・スタッフが親切で優しく説明してくれて良かった。楽しかった、綺麗だった、感動した。
・羽化の全てを見るには時間が足りなかった、名残惜しかった。
スタッフ感想・反省
・今回もセミの羽化(誕生)を通して感動を全員が共有できたことが素晴らしかった。
・救急体制を作っていたが全員が無事、楽しい気持ちで帰途についていただけたことが何より。
・前傍島代表が10年以上前に始めたセミ羽化観察会が昨今認知されてきた事を嬉しく思う。
今回の観察会も全スタッフとひらおかGG関係者の準備やご協力があっての成功です、自然を愛する
仲間としての連帯感を強く感じ、嬉しく思いました。感謝しております、
**ケーブルTVの取材があり放映は2日(月)〜8日(日)の虹色ネットワークで
(12:00、15:00、19:00、22:00)からそれぞれ放映される。
<石井 記> <平山 写真>
H22年8月 「家族で虫取り」 <草むらにひそむ昆虫を探せ>
1、開 催 日 : 開催日: 平成22年8月28日(土)9:30 〜 14:30
天気:晴れ暑し、現地到着時柳の下で33℃ 当日最高気温37℃。
観察場所:池島遊水池広場一帯
2、担当リーダー : 講師:岡田、三木(石井、大池、近藤、飛田、原田、平山、藪下)
3、参 加 : 24名 (大人6名、子供9名、スタッフ9名)
4、行事概要 : 夏休み最後の土曜日に家族で参加してもらい、草むらに潜む虫や飛び交うトンボなどを
見つけてその生態観察を行った。
5、行事&観察結果
○ 観察地へ
・東花園駅に集合し、恩地川に沿って観察場所まで約30分間歩く。アスファルト舗装がかなり暑くなっていた。
○ 昆虫採集
・現地の広い原っぱの中で、数少ない木陰である柳の木の下に荷物を置き、行事開始。
すでにキチキチバッタ、トノサマバッタが歩くと飛び回っていたので、子供たちも大人も早速、網を持って
追いかける。
一番跳ぶ本日の主役のトノサマバッタが捕まえられない子には岡田講師より「着地点をよく見て」という助言
があり、その結果、最終的には子供たち全員がトノサマバッタを捕まえることができた。
○ 昼食
・昨年と同じく府立みどり清朋高校の校内をお借りして、日陰のベンチでゆっくりできた。
○ 午後の講義
・再び遊水池の柳の下に戻った。 午後は捕まえた虫たちを順番に見ていった。
シオカラトンボには小さなバッタを食べさせ、「トンボの虫かご」の機能を観察する。
アキアカネ等の赤トンボよりも赤いショウジョウトンボ(オス)の色を確認。
カマキリと目が合うのを皆で確認!
ショウリョウバッタはイネ科の植物への擬態の様子をエノコログサなどを使って実際に見せる。
(擬態ぶりは外国の有名な昆虫にも負けていない!)
・トノサマバッタ、クルマバッタモドキは羽を拡げ、模様を確認。子供たちにも羽を拡げ、触ってもらう。
ついでに羽の下の鼓膜も確認。拡げついでにエンマコオロギ、ショウリョウバッタなども試す。
不思議と幼虫もたくさんいて、脱皮や羽化の話をした。
・完全変態と半変態の話も。
・最後に岸和田自然資料館でもらってきた昆虫達の顔写真のポスターを見せ、クイズをした。
<本日見ることができた昆虫>
ギンヤンマ、ウスバキトンボ、ショウジョウトンボ、シオカラトンボ、ナミアゲハ、キアゲハ、ヤマトシジミ、
モンシロチョウ、イチモンジセセリ、クビキリギス(幼虫)、オナガササキリ(幼虫)、ホシササキリ、エンマ
コオロギ、ショウリョウバッタ、トノサマバッタ、クルマバッタ、オンブバッタ、イボバッタ、カマキリ、アメンボ、
シロテンハナムグリ、アオドウガネ、クマゼミ、<鳥>カルガモ、アオサギ、チュウサギ
6、観察会感想
・8月はやはり暑いので、最近は昆虫を捕って標本にし、自由研究とかで学校へ持ってゆく事も減ったよう
なので、参加者の主となる小学生の夏休み期間にこだわることなく、コオロギ類なども出揃う9月頃にこの
行事を行っても良いのではと話し合った。
実際に暑さを敬遠して直前に参加者が減ったようである。
毎年多く見つかるイトトンボ類が今年はいなかった。池の中のカダヤシ、メダカもいないようであった。
水質が悪化しているのだろうか?トノサマバッタは大きく立派で、しかも適度に捕まえにくく、
観察会向きの虫だと感じた。 子供たちが喜んでいたのが何より良かった。
H22年9月 「ナイトハイク」 <夕陽から夜景に移る大阪平野を見よう>
グリーンガーデンひらおか、枚岡NC共催行事、 指導:枚岡ネイチャークラブ
1、開 催 日 : 開催日: 平成22年9月4日(土)16;00〜20:45
天気:晴れ蒸し暑し
観察場所:グリーンガーデンひらおか(通称GGH)〜枚岡山展望台〜
神津嶽ふれあい広場〜見晴らし展望台(夕食・夜景鑑賞)〜枚岡神社
2、担当リーダー : 飛田・平山 (大池、太田、近藤、西川、三木)
3、参 加 : 23名(大人14名、GGH2名、スタッフ7名)
4、行事概要 : 例年行事の、夕涼みを兼ねて道中の暑さにしおれた植物観察とナイトハイクを実施。
5、行事&観察結果:
・グリーンガーデン枚岡(標高100M) 出発 16:15⇒見晴らし展望台(到着18:00
帰り出発19:40) ⇒枚岡公園梅林到着 20:40
・この日も蒸し暑かったが、この時期、草は水枯れでしおれているのに、生駒山が連日、夕立の為、
草は元気だ。
ガンクビソウは、うな垂れて、すんませんとお辞儀するはずなのに、キリッと横を向いていた。
・当初日照りの時だから、水と植物の関係を観察し、しおれていたら、水をかけて確かめようと
思っていた。が、外気温を高度ごとに、こまめにはかる作戦に変更した。
・13時で外気温40・5C GGH・出発時(16時15分)で39・0C、枚岡展望台地面上
(標高268M)17時5分には 37・0C 2・0C落ちた。一般に、100M上がる毎に
0・6C下がると云われている。
計算上は(2・68−1.00)×0・6=1・0Cとなるが 実測値は2・0Cだから上回った。
・同場所でのヤハズ草の上では 31・0C、6度も低いが、その上に水を撒くと10分後には
更に28・0Cとなった。
草の上では早速、水吸い上げと蒸散作用が働き、温度低下が見られその結果を皆さんに発表した。
・道中、ガンクビソウ、アキノタムラソウ、オオアレチノギク、チヂミザサ、ダイオウショウの葉っぱ
落下したクヌギの実つき葉っぱが虫に食いちぎられていた。等を観察した。
・枚岡展望台では、白く光った大阪湾が見えたが、見晴らし展望台では入道雲にさえぎられていた。
それが夕立模様の雲で薄く北方向に長く延び、そこに太陽が沈み始めた。初めて見る光景だった。
・太陽は、赤みの強い卵の黄身状で、真上の雲は夕焼けで、美しかった。
・食事中、参加者の脇田さんのテナーサックス(重さ8.5kg)、増田さんの尺八の演奏でひと時を
楽しませていただき、夜の帳と夜景を待った。
・外界は、よく乾燥しているので、明かりが揺れる事無く、夜景は迫力有った。
6、観察会感想 <参加者の声>
・六甲より奥行きが深く、夜景がすばらしい。はまりそう。
・夕焼けと太陽の沈む様は久しぶりに見て、感動した。
・参加者以外誰も来てないので貸切のようだ。 皆の知らない場所なので、東大阪市の
夕陽スポットとして枚岡NCがもっとPRしたら。
・(翌日、電話有った)いつも走ったり、サウナで暑気払いをするが、昨日は山の草木に囲まれて、
ぐちゃぐちゃに成るまで汗をかいたので、その晩暑い風呂に入って寝た、今朝の清々しさは
また格別であった。又行きたい。
<飛田 記> <GGH吉松氏・太田・平山 写真>
H22年10月特別観察会 「とっとこ歩き観察会ー23」
<秋を彩る赤い実をさがそう>
1、開 催 日 : 開催日: 平成22年10月17日(日)9;00〜16:00
天気: 秋晴れ快晴・快適
観察コース:枚岡神社(9:20〜桜広場〜(摂河泉コース)〜府管理道(11:55)〜
額田あじさい園事務所下・休憩所(昼食12:40〜13:20)〜(辻子谷コース)
〜興法寺(14:00)〜辻子谷水車小屋(15:30)〜石切駅(16:00)解散
2、担当リーダー : 飛田・平山 (近藤))
3、参 加 者 : 13名(大人8名、子供1名、幼児1名、スタッフ3名)
4、行事概要 : 秋の赤い木の実を見つけ観察を行う。
5、行事&観察結果:
*今回のテーマは赤い実を中心にしていたが、今年の猛暑で秋を彩る赤い実は少なく
緑色が多かったので 色に関係なく木の実を探して観察をしていった*
○枚岡公園
・朝の集合時は少しひんやりする位であったが、山道を登って行くにつれ少し汗ばんできた。
・枚岡公園ちかくの屋敷の垣根には、ピラカンサス(バラ科)の赤い実が見事であった。
<呼び名としてピラカンサスかピラカンサかどちらが正しいかと 話しになった が、
Pyracantha(ピラカンサ)は、ギリシャ語の 「pyro(炎)+ acantha(刺)」が語源で、
火のような真っ赤な実をつけ、 枝にはいっぱいとげがあるところから これに「ス」がついて
「ピラカンサス」となった。 と http://www.hana300.com/piraka.html に掲載されていた>
・枚岡公園内に多いイヌビワ(クワ科)、ナナミノキ(モチノキ科)の実はまだ未熟な色合いである。
○摂河泉コース
・このコースでは、シロダモ(クスノキ科)の群生地があり、多くはないが赤い実がついていた。
またガマズミ(スイカズラ科)の赤い実がついていて皆で噛んでみて少し酸っぱくあまい味を味わい
ながら登り道を楽しんだ。
・アケビのツタが多く見かけられたので、多く実が見つかるかと探したが見つからず(落ちていた1切れ
を除き)残念であった。
○額田あじさい園
・ここにはヤマボウシ(ミズキ科)が多くあり、花が咲く頃には白く見事だと聞いたので、今頃はこの木に
多く実が着いていると思い探したが1つも見つからなかった。
・色々なアジサイ(アジサイ科)にも茶色のかわいい種がついていた。
○興法寺
・少し離れて、正門前から寺の中を見ると、逆光で全体の風景が柔らかく浮き出て素晴らしかった。
・10mmくらいの丸く赤い草の実がぶら下がっており、説明されてはじめてスズランの実だと知った。
○石切駅で解散
・辻子谷の復元された水車小屋では勢い良く、大きな水車が1機、小さなのが2機 水力を利用して
回っており 昔もこうであったであろう杵音と、出来上がった製品の薬の匂いまで感じられた。
・石切駅前で 飛田リーダーから今日のまとめとして、出発時配ったレジメを元に 俳句や古歌に
出てくる秋の木の実について説明があり、また今日の観察した樹木の3個ぐらいは覚えて帰って
欲しいとの言葉で解散する。
*今日観察した実(木、*草)。 順不同 (実の色は今日現在の主な状態)
<赤色系> ・ピラカンサス・イヌビワ・ガマズミ・ヤブコウジ・センリョウ・マンリョウ・ナンテン
・シロダモ・ハナミズキ
*・スズラン
<茶・黄色系> ・アセビ・マメガキ・エノキ・ヌルデ・ツバキ類・ザクロ・アジサイ類・カラタチ・
*・ヤマイモ、センダングサ・コオナモミ・カラスウリ・フユノハナワラビ(胞子葉)
<青・緑色系> ・ドングリ類・ムク・ナナミ・アオキ・ネズミモチ・クロガネモチ・ツゲ・マサキ
*・ゴキズル・ジャノヒゲ・リュウノヒゲ・ヤブラン・スズメウリ・ツワブキ・ギボウシ
<黒・紫色系> ・アケビ・ムラサキシキブ
*・ノブドウ・クサギ・ヨウシュヤマゴボウ、ノササゲ
<平山 記・写真>
H22年10月 「どんぐり遊び」 <どんぐりのことをもっと知ろう>
グリーンガーデンひらおか、枚岡NC共催行事、 指導:枚岡ネイチャークラブ
1、開催日 :10月31日(日) 曇りのち雨
2、担当リーダー : 杉崎、岩久(太田、飛田、中谷、西川、平山、三木))
3、参 加 者 : 23名 (大人7名、子供14名、幼児1名、スタッフ8名)
4、行事&観察結果:
・10時 館長の挨拶とスタッフ紹介
クイズ形式の紙芝居でドングリについての予備知識をもってもらう。
・10時30分 GGHを出発。主に3種類のドングリの説明をする。
ナラガシワ:葉が柏餅に使われるカシワに似ている。
殻斗はうろこ形、ドングリはずんぐり型
アラカシ :ドングリは小粒、殻斗は横縞柄
葉の上半分に鋸歯がある。
クヌギ :ドングリは球状、殻斗はもしゃもしゃ型
葉は全体に鋸歯がある。
標本にするためドングリと殻斗と葉をセットで採集するように話したので、
子どもたちはドングリだけでなく殻斗や葉の裏も観察して名前を知ろうとしていた。
・11時45分 雨が降り出したので全員GGHに戻って昼食。
・12時45分 標本作りに使う箱を組み立てる。
・13時 標本の作り方を説明。ドングリに虫がいると水につけた時浮くので取り除く。
実際に虫が出てきて観察。子供たちの興味が広がる。
ドングリによくいる虫 ハイイロチョッキリ、シギゾウムシなど
この虫たちは魚釣りのえさにいいらしい。
標本にするドングリを殻斗と葉とともに台紙にしっかり付け、名前・科名・採集日・採集地などを
記入したラベルを貼って、カバーをつけると立派な標本ができました。
枚岡公園のだけでなく近隣の公園や山で採集したドングリも展示していろんな種類の
ドングリを知ってもらういい機会になったと思う。
接着剤が乾くまでの時間を利用してドングリを炒りあつあつを試食した。
<食べられるドングリ>
マテバシイ:ドングリは大きく細長い。殻斗はうろこ形。公園によく植えられている。
スダジイ :ドングリは殻斗に包まれていて、小粒で先がとんがっている。
どちらも素朴な甘味とモチモチ感が新鮮で、くせになると大好評でした。
「どんぐりころころ」の歌詞をクイズで再確認。間違って歌ってたひともいました。
また、最近話題になっているナラ枯れについての話と食物連鎖についても話した。
・14時 雨が本降りになってきた。作品を大事に包んで解散。
古代よりナラやカシは食物や薪・炭などとして人々の役に立ってきた。現在は使われることも
なくなっているが、地面に落ちたドングリが根を張り害虫などに負けないで成長して美しい森や
林を残していってほしいと思った。
小さなドングリから多くのことを学んだ1日でした。
*きょうの行事は 朝日TV(6チャンネル) 11月16日 18時54分〜58分
「がんばれ げんキッズ」で 放映される。
<杉崎 記> <平山 写真>
H22年11月 「ザ・ひらおか???」 <ひらおかふしぎ発見!>
1、開催日 :11月21日(日) 晴れ
2、担当リーダー : 中谷、飛田(西川、太田、大池、杉崎)
3、参 加 者 : 10名 (大人4名、スタッフ6名)
4、行事&観察結果:
・10時 鳥居下で集合
枚岡ネイチャークラブができて10年。。改めて日頃フィールドにしている枚岡ってどんなところ?
知っているようで知らない枚岡を見つけよう!との趣旨を説明。
枚岡の語源はどこからきたのか? ・エミシゴの崖pira→hira 枚岡
・元宮の神津嶽が平らかな岡 など諸説あり。
・10時30分 鳥居下を出発。
二の鳥居下で、「河内名所図会」(享和年間)を見ながら、現在との違いを説明。
拝殿の前がおどり場が載っているが、明治33年におどり場をなくし現在の直接階段方式に変更。
本社の位置は変更なし。橋にある擬宝珠=植物のギボウシの蕾の形からきている。
河内の国、一宮、枚岡神社の歴史(奈良の春日神社の元宮(元春日)とよばれるいわれ、
狛犬の代わりに狛鹿があることなどを説明。
七五三でにぎわっている本殿に参詣。
梅林に移動しながら、途中でヒノキ、杉の並んでいる場所で違いを説明。
ヒノキの皮で神社の檜皮葺が防水効果あり!
途中の摂社、現在の地名にもなっている出雲井(井戸)で建築用語にもなっているかえるまた
、虹梁等を説明。
・11時30分 梅林で赤いものをさがしてもらう。サクラの葉、梅の小枝がほんのり赤、白も。
ロゼットの説明。もともとはバラの花びらのような配列からロゼットといわれる。
梅林は今ロゼットばかり!タンポポ、オオバコ等 始終刈り取られ、
背の高い植物が育たない環境にあっているのだろう。
葉と葉が重ならないしくみが不思議。葉はどうやって分かるのだろう。
・12時過ぎ 神津嶽コースへ
途中、昔の人の感覚と現代人の感覚の違いを感じてみよう。
とのことで、平安時代の清少納言の「枕草子」にでているあわれなもの、わびしいものをさがしてもらう
枕草子=”ツユクサ、ススキ、うまや” 参加者=木のくさったもの、切られた木などがあがった。
途中でドングリのかさが清少納言は見るからにおそろしいものとしている。
参加者からはこれがおそろしい?との声も 途中、アオギリの実、しゃしゃんぼの実を試食。
・13時すぎ 神津嶽へ
・13時30分ごろ 展望台にて昼食
・14時ごろ 今度は自分の好きなものを探してきてもらう。
まゆみの実、アカメガシワ、どんぐり、早くもスズメのエンドウ、ハコベも! 下山。
・14時30分すぎ 途中、色づきはじめた紅葉をみながら枚岡神社へ。姥が池のおばあさんの昔話も。
途中、アレチノヌスビトハギ、ヌスビトハギを比べて観察。
鳥居下にて一旦、解散。
希望者のみ一の鳥居へ。「枚岡神社古絵図」をみながら、
昔は松の並木道(今は面影なし)の参道を歩きながら。
・15時すぎ一の鳥居へ
一の鳥居から、真正面に神津嶽が見える。鳥居横の石碑を見ながら、記念写真!
※ふだん活動している枚岡をもっと知ろう!という企画でした。
昔の図と比べながら今と同じ建物、木などを見つけることができたときは納得!です。
<中谷 記> <太田 写真>
H22年12月 「わらで作る正月飾り」 <自然の恵みを活かして、お正月を迎えよう>
グリーンガーデンひらおか、枚岡NC共催行事、 指導:枚岡ネイチャークラブ
1、開催日 :平成22年12月19日(日)10:00〜13:00 天気:晴れ
2、担当リーダー:原田、紀古(三木、西川、杉崎、近藤)
3、参加 :38名 (大人27名、子供5名、スタッフ6名)
4、行事概要 :グリーンガーデンひらおか共催行事。
毎年恒例の行事、藁で正月飾りを作る
5、実施内容:
@10時〜
・グリーンガーデンひらおか近藤館長からのあいさつ
・枚岡ネイチャークラブの紹介と藁の活用の紹介
A10時15分〜
・最初に「藁」の有用性(縄、蓑、雪靴、ムシロ、納豆作り、灰、肥料など)を伝え、
ものを最後まで大切に使っていた昔の人の知恵の豊かさに気づいてもらう。
・藁を一束ずつ配布。藁の掃除をしてから藁綯いを体験してもらう。
・各自藁と格闘しながらも立派なしめ縄を綯いあげた。
・最後に飾り付けの材料を配布し、御幣の作り方を説明してから 各自各様に仕上げてもらった。
・常連の参加者の方からも飾り付け用の材料を提供していただき皆さんに配布。大変喜ばれた。有り難うございます。
B13時頃
・各自作品を仕上げて持ち帰る。皆さんご自分の作品に満足されたようで嬉しそうな表情にこちらも安心した。
C事故、怪我もなく無事片付けまで終了。
<原田 記・写真>
H23年 1月 「水鳥観察」 <今年も会えると良いな!水鳥に>
● 日 時 :2011年1月23日(日)10:00〜13:00
● 天 気 :晴れ。風もなく寒さ和らぎ観察には最適であった。
● 参 加 :18名 (大人9名、子供2名、スタッフ7名)
● 担当リーダー:原田、杉崎、藤戸 (飛田、平山、西川、中谷)
● コース :近鉄奈良線「東花園」駅集合⇒恩地川沿い⇒池島遊水池⇒みどり清朋高校。
高校にて「鳥合せ」⇒昼食、 後解散
●
本日出会えた野鳥:
スズメ、ヒヨドリ、ムクドリ、ツグミ、キジバト、ハクセキレイ、モズ、ジョウビタキ、メジロ、タシギ、ケリ、チョウゲンボウ、
コガモ、カルガモ、オナガガモ、ハシビロガモ、アオサギ、コサギ、ハシボソガラス、ハシブトガラス (20種)
●
特記事項:
・例年少なかったコガモが恩智川で30羽ほど、池島遊水池に10羽ほど飛来。
・魚を採餌する水鳥のキンクロハジロ、ホシハジロ、カイツブリ、カワウの類いが今回は全く見られなかった。
・遊水池周辺の草原がかなり刈り取られていて、水鳥や小鳥たちの採餌や休息する環境としては悪化してきている。
・例年田んぼの畝の間でじっとしているところしか見られなかったタシギを、恩智川の水際で採餌中のものや、
10羽ほどの飛行を見ることができた。
・チョウゲンボウを高校構内で間近にじっくり見れた。
・フィールドスコープでの観察は細かいところの色や模様までくっきり見えるので今回も非常に好評であった。
・ぜんざいの振る舞いも大変喜んでいただけた。
・今回もみどり清朋高校教頭の蔭山先生のご好意で構内を使わせていただけたのは本当に助かった。
(雨天時の心配、トイレの心配がなく、更に火を使えるということ)
<原田 記> <写真 藤戸・原田>
H23年2月特別観察会 「とっとこ歩き観察会 第24回」
生駒山地の背を歩く<南の端から北に向かって・第2回>
1、開催日 :平成23年2月20日(日)8:30〜17:00 天気:晴れ
2、担当リーダー :三木、飛田(大池、太田、近藤、杉崎、中谷)
3、参加 :24名 (大人14名、子供・小学生1名、幼児2名、スタッフ7名)
4、行事概要 ・昨年度は第1回として南の堅下〜鳴川峠まで歩いたのに続き 第2回として
更に北に向かって室池・四条畷まで歩いた。 総距離:約18km
5、コース
●行程 :
・瓢箪山稲荷神社駐車場にて瓢箪山神社の由来を説明し、今日の行程説明と簡単なストレッチをし出発。
・神感寺跡では、昭和35年発掘調査で周辺を伐採したに係わらず 半世紀経てば照葉樹が見事に復活
しているところを見てもらった。
神感寺あたりで、アザミのロゼッタを観察した。下見の時は周りに一面見事にあったが多くが雪でしおれ
美しさが半減していた。 地べたに張り付くように平たく八方に葉を広げ越冬する様子が中々面白い。
・燈篭ゲート近くの松林では、マツ葉が3〜4本のものが多く落ちていた。2葉の赤松・黒松とは異なり
外国産のマツ属ではないかと話しあう。 飛田氏より、チョウセンマツの実をいただき皆で食べる。
・飛田氏の話しで「鳴川峠〜生駒山頂にかけては大阪層群の生駒石の崩壊土が残っているので滑り
やすいが、本日の到着地点室池周辺は花崗岩の崩壊土で出来ているので歩き易い」これを実感した。
・知る人ぞ知る(知る人のみ知る??)生駒山頂一等三角点(642m)は遊園地内にあり、しかも
汽車ポッポの路線レール内にあり休園中なので皆さんにタッチしてもらいたかったが、ペンキ塗り中で
残念ながら願いはかなわなかった。
・哮ヶ峰(タケルガ峰)は饒速日命(にぎはやひのみこと)が磐樟船に乗ってこの哮ヶ峰に天降ったという
いわれのある三等三角点(587m)は雪の残るヤブの中にあった。(交野市の星田園地管理道を登った
高さ186mの小山も同じ伝説があり哮ヶ峰と呼ばれている)
・ここで三角点の話しを大池スタッフからしてもらう。
・室池手前の縦走路にある阪奈道路の陸橋から、生駒山頂〜哮ヶ峰と歩いたコースを振り返ってもらった。
6、感想
・何回も下見をしたにもかかわらず、今回も道なき所では又間違ってしまった。
以前も経験したが高圧鉄塔下にくると何故か間違へる。電磁波の影響で脳が狂うのかと高圧線のせいに
する。
いろんな人がいろんな木に道しるべとしてリボンやテープをつけておりそれに頼ったことが失敗であった。
・今回の長い道のりでは途中下山される方もあるだろうと3箇所の下山路を考えていたのが良かった。
今回その中の1番目、生駒山頂からケーブルで下山される家族連れがあり、2番目の燈篭ゲートからも
スタッフの一人が下山した。もう1箇所は阪奈道路の陸橋下バス停であったがここはパス出来た。
・この時期、100〜300mの山地を歩いていると低木ではあるがヤマコウバシ(クスノキ科)の姿が目立つ。
冬枯れた葉っぱがクヌギやナラ(共にブナ科)のようにだらりと枝にぶら下がっているのでなく、凛として枝に
ついている、この姿が好きでつい皆さんに名前を伝えたくなる。
参加者のある方から「葉っぱが冬に枯れても落ちない」から受験者の合格祈願用お守りとされていると
教えてくださった。 <朝日新聞大阪版 2010年12月13日号> 参照
・コナラ(ブナ科)群落を歩いていると、京都・高槻あたりでもナラ枯れの被害が深刻化しているとの報道があり
カシノナガキクイムシの被害がないようにと祈る気持ちになった。
・運よく未だ雪が残っており、参加者の子供達が雪投げをして楽しそうに遊んでいるのを眺めているだけで
心が和んだ。
<三木 記> <写真提供 茨城・高槻自然に親しむ会」の大塚氏>
H23年3月 【春の小川”をのぞいて見よう】パートZ
<川で調べよう、川で遊ぼう、川を守ろう>
グリーンガーデンひらおか、枚岡NC共催行事、 指導:枚岡ネイチャークラブ
1、開催日:平成23年3月27日(日) 10:10〜13:45 天気:晴れ時々曇り、少し肌寒い
2、講師:岡田、担当リーダー:太田、岩久、石井、 (大池、飛田、三木、西川、西野、林)
3、参加:36名(大人15、小人5、幼児6、スタッフ10)
4、行事
◎観察場所:豊浦川・豊浦橋上流
◎行事内容:
10:00 グリーンガーデンひらおか(GGH)近藤館長挨拶、スタッフ紹介、太田リーダーより趣旨
・本日の予定説明。
10:15 GGHから桜広場経由、豊浦橋を渡り、観察場所へ移動。
10:45 岩久リーダーより観察の説明・注意、太田リーダーより採集の仕方の説明後、採集開始。
・それぞれの親子が、川のあちこちで、説明したように川下に網やざるを置いて石や落ち葉
の溜まったところを動かして、先ずヨコエビがたくさん採れて歓声があがっていた。
その後サワガニやカゲロウの仲間がどんどん採れ、岡田講師がオニヤンマのヤゴを見つけた。
11:50 同定しながら川虫の話を岡田講師よりあり。皆さん興味深く聞いていた。
・石井リーダーよりCODテスト(化学的酸素要求量調査)の説明とテストの仕方を説明し、
子どもたちは親に手伝ってもらいながらパックテストをしていた。
出た結果は4〜5ぐらい。(昨年の記録では、調査開始から5年目であるが、この間あまり変わら
ず3以下(比較的きれい)となっていた。)
・岡田講師より、CODテストは今現在の水のようすを確かめるもの、それに対して、例えばオニ
ヤンマのヤゴは水の中で4〜5年過ごすので、そのヤゴがいるということは4〜5年その環境が
保たれているということがわかる、と補足説明があった。
・川辺の掃除をして観察会終了。
<本日採集したもの>
サワガニ、ヤマトシジミ、ヒル、ヨコエビ、カワトンボのヤゴ、オニヤンマのヤゴ、
カゲロウのなかま(ヒラタカゲロウ、チラカゲロウなど)、ミズムシ
12:45 桜広場に移動後、暖かい陽だまりの中で家族やグループでお弁当。桜の花はまだだったが、
スミレやタンポポ、オオイヌノフグリなどが土手に咲いていた。
13:30 今日のまとめの会を行う。岩久リーダーよりデータシート、太田リーダーより水生生物による水の
汚れのチェックなどを説明。
13:45 4月、5月の観察会予告をして終了、解散。
◎感想・反省等:
・参加者の子どもも大人も、皆さんが興味を持って、しかもよく話を聞いてくださり、楽しんで頂いたようで、
「ありがとうございました!」と子どもたちからも声をかけてもらったことに、こちらも胸が熱くなった。
講師の岡田さんの話が、子どもを含めて参加者の目線でわかりやすく話をしていただいたのはとても
よかったと思った。
・子どもがたくさん来てくれてよかった。生駒山中腹にもこんなきれいな流れがあることを見直した。
・「オニヤンマのヤゴを採ってくるわ。」と言って、泥の中を探り、きちっとヤゴを採って来る岡田さんの凄さ
にも驚いた。
・寒くなったり、暖かくなったりの時期で、体の変調をきたす子どももいる中でたくさんの参加があり、楽しそう
に過ごしてもらえたのはよかった。
・小さい子どもが多く、どう話してよいか難しかった。さらに、3月の季節で生き物がまだ少ないのが残念で、
他にトカゲやヘビや、もっと言えば魚がいればもっと面白くなるだろうにと思う。
・ファーブル(実体顕微鏡)なども用意して、さらにおもしろさが増すのでは。
・岡田さんが道中いろいろとおもしろい話をしてくれて、また、説明にお母さんや大人が目を輝やかして聞い
ていただいていてよかったと思う。
・昼食後のプログラムの持ち方を考え直してみてもいいのではないかと思う。
(この議論については、後日の会議でさらに検討。)
(昨年の記録を見直して、後で気づいたが、終わりの会に参加者の皆さんから感想をもらうことを抜かして
しまった。さらに、グリーンガーデンひらおかの方で「参加者アンケート」を用意されていたのだが、現地
解散で出来なかったことも反省材料である。)
<太田 記> <石井 写真>