H24年4月 薬草・野草観察会 
春の野草を調べ、天ぷらで食べよう 
        グリーンガーデンひらおか、枚岡NC共催行事、 指導枚岡ネイチャークラブ
                                                                                  

1、開催日  : 平成24年4月15日(日) 10:00〜14:00 天気:晴れ
2、リーダー : 薮下、岩久p
:(石田、飛田、西野、西川、原田、平山)
3、参加   : 36名(大人19名、小人7名、幼児1名、スタッフ9名)
4、行事   : グリーンガーデンひらおか(GGH)、枚岡ネイチャークラブ共催行事
5、観察場所: GGH、枚岡公園
6、行事内容
    ・10時    :GGH研修室集合。 山野館長より挨拶。
    ・10時20分 :スタッフ紹介後,枚岡公園内の野草・薬草観察に出発。
    ・GGHを出て登山道の方ヘ向かう、
     クスノキ・カラスノエンドウ・サネカズラ・オオバコ・アオキ・タンポポ・タイサンボク・ヤツデ・ヤマモモ・ヨモギ
     等を見て薬草としての働きをコースを登りながら説明。
     途中、雨などにより道路の土がえぐれているのが見られ周囲の草の刈りすぎの結果であることも話す。
     ”猪のぬたば”がそこここにあり、生駒の猪ししの話しをしながら展望台へ、此処で少し休憩。
    ・ここからはGGHの方へ降りていく、ハナイカダ・ニワトコもみつけ薬草としての働きを話した。
     これをテンプラ材料にするには木が小さすぎたので採集せず皆さんによく見てもらう。
    ・ヤエムグラ・ツルニチニチソウ・スイセン・等を見て、重願寺の横を通り藪道を歩く、カラスノエンドウ・カスマグサ・
     スズメノエンドウ・ミツバ・ジャノヒゲ・アケビ(アケビ、ミツバアケビ見つかる、ゴヨウアケビは無し)等を見て
     GGHへ帰館。
    ・丁度昼食時間でもあり、皆さんをGGHの裏庭へ案内する。
     既に、岩久夫妻が野草の天ぷらを揚げて下さっており、全員これを試食する。
    ・天ぷら食材
      オオバコ・カラスノエンドウ・クコ・セリ・タネツケバナ・タンポポ・ハコベ・ドクダミ・ヤエムグラ・ユキノシタ・
      ヨモギ・タラノメ・ニワトコ・ハナイカダ・ワラビ等
    ・昼食後 野草・食草(山菜)採集時の注意点を説明する。 
      @採集地は誰かの私有地であることを認識し、断り無く入らない、摂らない
      A野の畦等は、崩すと大変なので余り歩かない、摂らない。
      B薬草や食草として使うときは知識のある人に確認し使用すること。
      C食草として使う場合、毒草との紛らわしいものは食べない。
        ○現在では美味しい食草は全てスーパー等で売っており、今日の観察会では薬草にしろ
         食草にしろこのようなものが使えるのだと言う知識を持っていただければありがたいと説明。
    ・タンポポの紙芝居及び次回の案内をし、最後に本日の行事についてのアンケートを書いていただく。
    ・13時40分解散。
7、行事感想、他
    ・GGH裏庭での収容人員、てんぷら準備の手間等を考えれば今回の人数で丁度良かった。
    ・今年の寒さが強かったのか、食草(山菜)の生長が遅く 出ていても小振り、クズ・フジ等は
     まだ芽を出していないので「てんぷら」材料に使えなかった。
    ・本日の行事 アンケートの結果から、
      @行事内容     : ・とても良い:6名、・良い:7名、・普通:1名
      A催しを何で知った: ・市政便り:7名、・枚岡NCのHP:4名、・友人:1名、GGH:1名
        ●市政便りが一番多く、これは4ヶ月に1度しか携載出来ないのが難点である、
          参加者を増やすためには口コミや、枚岡NCのHPを見てもらう事のPRが必要である。
        ●GGHから出た市政便りの案内では「てんぷらを食べる」と書かなかったので、参加者が
          すくなかったのだろう。。。。

    <文:薮下> <写真:原田・平山> 



H24年4月 特別観察会 
「とっとこ29」染井は咲いたが、「八重」はまだかいな>

1、開催日  : 平成24年4月22日(日) 10:00〜14:00 天気:小雨時々曇り
2、リーダー : 飛田、三木
:(大池、太田、西川、平山
3、参加   : 12名(大人6名、スタッフ6名)
4、行事   : 東大阪市内 八戸ノ里公園の八重桜の観察会
5、観察場所: 八戸ノ里公園

    <写真:平山>



H24年5月 縄手中学校地域学習 「水生生物観察会」 
                                           

1、開催日  : 平成24年5月11日(金) 9:00〜12:00 天気:曇り肌寒し
2、リーダー : 特別講師:石橋亮氏(大阪府水生生物センター研究員)
          太田、岩久
飛田、西川、平山
3、参加   : 東大阪市立縄手中学校・28名(1年生20名、先生2名(坂上先生・登先生)、スタッフ6名)
4、行事   : 豊浦川での縄手中学校地域学習「水生生物観察会」
5、観察場所: 豊浦川 椋が根橋付近
6、観察記録
・曇りで急に気温が下がり、少々肌寒い天候。川の水温は12℃。生徒たちは初めは寒さのせいか、
 少々不活発。次第に採取のこつも飲み込めたようで、採れ出すと、わあー いっぱい何かいるー、と楽し
 そうになってきた。
・「サワガニゲットー」、の声が聞こえると、みんなの動きも活発になり。途中、採取したものをバットに移し、
 時折ファーブル(実体顕微鏡)で確認。石で作った巣の中から 顔を覗かせているクマガトビゲラの様子
 を見たり、学校の授業で習っているのか、切っても切っても再生するナミウズムシ(プラナリア)に興味が
 あるようであった。
・採れたのを石橋亮氏に同定してもらうと全部で14種、さすが専門家で、細かく同定していただいた。
・「水の汚れのチェック」で採集したものを調べると、サワガニやカワゲラ、トビケラ、カゲロウなどきれいな水
 に生息する生物が多く「きれいな水」と判定できた。
・当日講師の石橋先生から「いろいろなものがよく採れた。この辺りの環境を守るために、ゴミ拾いやちょっと
 した心遣いをしてほしい」とお話があった。
・COD検査でも6〜8、7程度の判定。 また透明度の検査も行なった。瓢箪山の市街地の川の水も採取して
 いて、そのCOD検査もしたがあまり変わらない結果だった。
・中学生の皆さんも、初めての体験で初めは戸惑いもあったようだが、一生懸命に採取してくれて、また話も
 よく聞き、最後に感想を聞くと、楽しかったとのこと、無事に予定通り終えられてよかった。
・スタッフの皆さん、ご苦労さま、お疲れさまでした。
<採取した生物>
  :サワガニ、ニっポンヨコエビ、イトミミズ、ミズムシ、マシジミ、ヒラタカゲロウ、コカゲロウ、シロハラコカゲロウ、
   ナガレトビケラ、グマガトビケラ、オニヤンマ・ヤゴ、シマアメンボ、ナミウズムシ(プラナリア)
   カワゲラの仲間(以上14種)


    <文:太田> <写真:縄中・登先生、平山>



H24年5月 水生生物観察会 「春の小川をのぞいて見ようパート\」 

             グリーンガーデンひらおか、枚岡NC共催行事、 指導枚岡ネイチャークラブ
                                                      頁<TOP>
1、開催日  : 平成24年5月20日(日) 10:00〜14:00 天気
2、リーダー : 岡田、太田、岩久
:(石田、飛田、西川、平山
3、参加   : 参加者27名 (大人12名、子供6名、幼児2名、スタッフ7名)
4、行事   : 豊浦川での水生生物観察会
5、観察場所: 豊浦川 椋が根橋付近
6、観察記録
      ・観察した生物 サワガニ、ニッポンヨコエビ、ヒラタカゲロウ、カゲロウの仲間、グマガトビケラ、
              トビケラの仲間、カワニナ、ヤゴ(オニヤンマ幼虫)、ミズムシ、イトミミズ、 
              アブの幼虫、シマアメンボ、ヒル (以上13種)  
             **生物写真は5月11日に実施した(上記)縄中観察会を参照のこと。         
7.行事感想、他
  <感想・反省>                                  
    @アンケート結果(回収11名):
      ★今回のイベントの内容は?  とても良い8名 良い3名 
      ★GGHの催しへの参加は?  初めて5名 他の人は3回目、5回目など 
      ★文章回答から
       ○子どもにかえった様でとてもよかった。  ○時間を忘れ夢中になった。  ○わかりやすく
         説明していただき勉強になりました。  ○色々と勉強できてとても良かったです。 
       ○今まで川の生物の名前がわからなかった
         けれど、今日はたくさん覚えて帰れるのでとても楽しかったです。
       ○実際に見て触れて観察できるのがよかった。○水質検査が楽しかったです。
       ○虫を取り、くわしく観察できて良かったです。○サワガニを見つけてよかったです。
       ○ヤゴをつかまえたことがよかった。) 採集時間の中で、お父さんがやっとヤゴを捕まえて
        、子どもたちから”さすが!!お父さん!!”と言われていましたが、ちょっとかっこいい感じでした。 
  A反省事項では
       ○小さい子どもたちが参加しているので、虫取りに喜びを感じるので、虫取りを主にしても
         いいのでは。
       ○観察地は他にいいところがあれば検討しても(宮川や箕後川など)と出ましたが、トイレや
        あずまやがある今の場所もいいのでは、などと話し合いました。  

    <文:太田> <写真:石田、平山>




H24年6月 池と水草の観察 「山麓の池は如何に??」 
                                                    

1、開催日  : 平成24年6月17日(日) 10:00〜14:00 曇り時々晴れ
2、リーダー : 飛田、三木:(
石田、大池、西野、西川、平山藤戸
3、参加   : 参加者15名 (大人5名、子供2名、スタッフ8名)
4、行事   : 池と水草の観察会
5、観察場所: 枚岡梅林〜市立郷土博物館 の間にある生駒山麓池巡り
6、観察記録
 ・「旗池」「中池」を中心に五条周辺の、名も無い池めぐりをし博物館を最終とした。
 ・昨夜は約100ミリ近くの雨が降り 道はどうかと思ったが普段どうりで安心した。
 「旗池」の土手は歩きやすく、カワラマツバが花を咲かせていた。山系では珍しい。
 池にアシが新しい葉っぱを出し、トキワススキ(海岸性)は刈られて、背が低かった。

・池下の田はイネの苗が植えられたばかりで、害草のウキクサやアカウキクサ
 (外来のアゾラかどうかは小さく不明)薄黄と薄茶褐色が混ざり合い多く浮遊していた。
 その傍でシオカラトンボが何べんも尻尾を水面に叩きつけ、 卵を生みつけていた。
 三木さん「あのエネルギーはたいしたものだ」と感心した。

・知人の庭にある小池のハスを許しを得て一本を切った。断面を始めて見たが、
 レンコンと同じ断面で、切断面から何回も泡を吹いた。
 まるで昔の子供の鼻ちょうちんの様だった。
 水鉄砲で葉の上で水滴を転がしたが、宝石のようだ。「何故そうなるのか」を皆で考えた。

 水鉢に、黄花の花弁で「ぎざぎざ」のあるアサザを初めて見た。形が神秘的だ。
 東大阪市では自生なし

 薬草・ドクダミの八重の花を初めて見た。恐らく栽培種だろう。
・「中池」はアオコが、はびこり、汚く、死の池の感じがした。
  昨年、薬草観察時通ったコースに戻り、カラムシ(葉裏が白い)の群生地で三木さんから
 昔この植物から繊維を取っていた
等の説明をする。

・クワイの植栽を 地主さんが3本引き抜いていただいた。
 「クワイが何処に成るか」いつも疑問を持っていたが、一番下の根に昨年出来たクワイを確認
 できた。 配布の資料の絵の間違いがはっきりした。皆で笑った。

・クレソンも少しずつ皆でかじった。肉料理の添え物だ。みずみずしい。
・小池の深い底にスイレンが咲いていた。「羊の刻(午後2時頃)に花を咲かす」ヒツジグサ
 ともいうが、実際は朝から夕方まで花を咲かせている。

・国土地理院発行の生駒断層地図のプロットを示し、池の成因を説明したが、この辺を走っている
 が、太古に生じた断層なので、この地点が、ジスイズ断層とは分かりにくい。

 ・昼食後、東大阪市郷土博物館で、学芸員の中西克宏氏から、古代・イネ作の刈り取り道具の説明
 と祭祀の水の浄化模型、鯨や動物の骨等の説明をしていただき面白かった。

 ・最後に「おさらい」として、観察した水草・野草の漢字を紹介した。
 (草カンムリの字を中心に)蘆・葦 芹 薄・クサカンムリに亡 蕗・クサヘンに冬 蓬・クサカンムリに高 菫 苺 
  クサカンムリに平
(ウキクサ) 薺 薊 葱 茄 葎(ムグラ) 茜・クサカンムリに鬼 クサカンムリに見(ヒユ) 芋(イモ)
  苧
(カラムシ)。 

    <文:飛田> <写真:石田、藤戸>


H24年7月 セミ羽化観察会
 「セミの羽化を家族で見よう」 

             グリーンガーデンひらおか、枚岡NC共催行事、 指導枚岡ネイチャークラブ
                                                     頁<TOP>

1、開催日  : 平成24年7月28日(土) 18:00〜21:00 天気:晴れ
2、リーダー : 中谷、岩久:
(石田、大木、太田、紀古、西川、西野、原田、平山、薮下)
3、参加   : 参加者64名 (大人21名、子供29名、幼児3名、スタッフ11名)
4、行事   : セミ羽化観察会  グリーンガーデンひらおかと共催実施
5、観察場所: 枚岡梅林一帯
6、行事&観察結果
   ○グリーンガーデンひらおか(GGH) 2階研修室 (pm6時15分〜)
     ・GGH 館長挨拶 
     ・スタッフの紹介と 参加者を3班に分けて移動するための担当スタッフの紹介及び本日のスケジュールの
      説明
     ・落語「セミ羽化の観察会」を実施。
      昨年に続いてセミ羽化落語をスタッフの岩久こと「花の家ケイトウ」が着物姿で登場。雰囲気が盛り上がる
      創作落語「セミ羽化の観察会」を披露、 

    ・観察場所である枚岡梅林までの移動時、及び帰宅時の案内を行なった。 
  ○GGH〜枚岡梅林(pm6時半すぎ)へ
     ・枚岡梅林まで移動。

      途中、クマゼミ、ヒグラシ等セミの合唱を聞きながら移動。梅林近くで穴から出てきた幼虫発見。本番を楽し
      みに枚岡梅林へ。

  ○枚岡梅林
    ・セミ羽化観察の注意等説明後、各自セミの幼虫を探しに出発。
    ・今年は見やすい位置でセミの羽化を観察できた。

     クマゼミが多かったが、アブラゼミも3匹ぐらい羽化がみられた、か。
   *観察会終了の予定時刻となった為、アンケートを記入してもらい、名残を惜しみながら解散の案内をする。
    今後もセミ羽化観察を楽しむ際の注意等を伝え、次回催しの案内をし解散とする。(pm9時)
6、観察会感想
  <参加者 感想>
    ・セミ羽化は初めてであったが、感動した。
    ・去年は最後のクライマックスまで時間がなく見られなかったが、今年は最後までみれて良かった。

  <スタッフ 感想・反省>
    ・小さい子供さんが多かったので、落語は少し難しかったか?
    ・クライマックスを一度見たら、各自の判断で解散にしても良かったか?見た後、時間を持て余す子供さんも・
    ・今回の観察会も全スタッフとひらおかGG関係者の準備やご協力があっての成功で、嬉しくもあり、感謝
     しています。

       <中谷:文>  <石田:写真>



H24年8月 昆虫観察会 「虫捕りと虫聞きの二つを楽しもう」 
                                                   
1、開催日  : 平成24年8月26日(日) 16:00〜20:00 天気:晴れ
2、リーダー : 岡田、三木:
(石田、岩久、大池、飛田、西川、原田、平山)
3、参加   : 参加者35名 (大人13名、子供13名、スタッフ9名)
4、行事   : 虫を捕り、虫の鳴き声を聞く 
5、観察場所: 池島遊水池

6、行事&観察結果
 ・16時東花園駅に集合し予定とおりに出発、各自、網、虫かごを手に池島遊水地に向かう、
 ・恩智川沿いに歩く 途中アシナガ蜂の巣があり講師(岡田氏)から説明を受けたり、ショウリョウバッタ等を捕まえな
  がら遊水池に約30分で着いた。
 ・遊水池に到着後 すぐスタッフ紹介、注意事項、流れ等説明し観察会開始。 遊水池に広がる草むらに向かって
  各々虫捕りに出発。
 ・一旦18時に集合し、捕まえた虫の同定や説明、質問に答える。
  トノサマバッタや、ショウリョウバッタを多く捕まえていたので、それぞれの生態、擬態(周囲にある物や、他の動植物
  に似た形や色彩または姿勢をもつこと)、つくり、鳴き方の違い等の説明を受ける。 
 ・それを終えて 各自持参の夕食??タイム。
 ・19時頃から遊水池周辺の土手を虫の鳴き声を聞くためにライトを持って巡る。
 ・目を閉じ耳を澄ますと、多くの虫の声が聞こえ、ヒロバネカンタン、マツムシ、エンマコオロギ、カネタタキ、アオマツ
  ムシ等その都度講師より説明を受ける。
 ・19時30ころ再集合し、総括、質問、来月の行事予告をする。落雷予防の話を飛田氏よりする。
 ・20時解散


<見た・捕った昆虫>
  ショウリョウバッタ、オンブバッタ、トノサマバッタ、イボバッタ、ヒシバッタ、ホシササキリ、クビキリギス、クサキリ、
  エンマコオロギ、(チョウセン)カマキリ、ハラビロカマキリ、ウスバキトンボ、シオカラトンボ、アオモンイトトンボ、
  キアゲハ、ヒョウモンチョウ、イチモンジセセリ、アシナガバチ、クマゼミ、シロテンハナムグリ、マメコガネ、ドウガネ
  ブイブイ
<虫の声を 聞いた昆虫>
  ショウリョウバッタ、トノサマバッタ、ホシササキリ、クビキリギス、クサキリ、カネタタキ、マツムシ、カンタン、ヒロバネ
  カンタン、アオマツムシ、エンマコオロギ、(ツヅレサセ)コオロギ、ツクツクボウシ
< その他> 鯉、アカミミガメ、アメリカザリガニ、オタマジャクシ、ウシガエル、ヌマガエル

7、観察会感想
  <参加者 感想>
  ・昆虫をただ捕っているだけでなく、虫そのものの話をたくさん聞けてとてもためになり、昆虫に興味をもった。
  ・普段余り捕れない大きなトノサマバッタがいっぱい捕れて、子供が大喜びです。
  ・他のスタッフがカマキリを持った時、カマキリにかまれ「痛い、痛い」と言っていたのに。岡田講師はそのカマキリを
   腕にのせて他の虫の話をしている間 カマキリが逃げないのが不思議でビックリした。
  <スタッフ 感想・反省>
  ・今年は身近な長居公園で落雷で死者が出たので、局地的豪雨や落雷等に非常に心配し避難場所の手配もした
   が幸い天気に恵まれ良かった。
  ・今回は代表格のトノサマバッタが簡単に捕れ過ぎた。
   池沿いの草が刈られ、トンボ類が少なかった気がする、特にイトトンボ。
  ・今年は蚊が非常に少なかった、この地を管理されている人が今年はこの遊水池で2回水が溜まり、クロメダカ(カダ
   ヤシ?)がものすごく増え、そのせいでないかとのこと。
  ・虫の観察1回目の小学1年生から参加してくれ 今では中学2年生の山本空君が途中から参加してくれた。
   岡田2世と言われるほど虫に詳しく、このような子供達がこれからも増えることを願った。
  ・子供は虫捕りに興味を持っているので、子供中心の行事では虫捕りを中心に考え、虫聞きを加えるというスケジュ
   ールの検討が必要と感じた。

       <三木、岩久、岡田:文>  <石田:写真>



H24年9月 キノコ観察会 「家族で探そう枚岡のキノコ」 
             グリーンガーデンひらおか、枚岡NC共催行事、 指導枚岡ネイチャークラブ
                                                    

1、開催日  : 平成24年9月22日(土) 10:00〜14:30 天気:晴れ
2、リーダー : 講師:正田美知子氏、  平山、三木:(石田、西川、西野)
3、参加   : 参加者23名(大人11名、子供6名、スタッフ6名)
4、行事   : 枚岡公園内のキノコ観察 
5、観察場所: 枚岡神社〜GGH

6、行事&観察結果

 ○観察会開始
  ・定例の枚岡神社鳥居下に10時集合し、今日のスケジュール、正田講師の紹介、スタッフ紹介で観察会スタート
   する。
  ・正田講師からキノコ観察のための注意事項、観察の仕方を教わる。
 ○枚岡神社正面階段
  ・今回は、キノコ観察であるが最初に枚岡神社本殿階段下の大ヤマモモについて説明する。
   この木は江戸時代後期に書かれた「河内名所図会」にも載っている長寿木であるが、皆さんには余り知られて
   いない。
  ・この階段の影になっている湿ったところで、モリノカレバタケが出ておりキノコ観察第1号である。
 ○若宮社南側⇒枚岡梅林南東
  ・廃材の捨て場になっているここは我等のこのコースのなかで1番収穫のあるところである。
  ・湿った朽木に生えているマメザヤタケ、ビョウタケが見られ、コフキサルノコシカケ、イヌセンボンタケ、カワラタケ、
   ベニタケの仲間 等も出ていたが、材木の腐りが進んでいてキノコの棲みかでさえなくなりつつある。
 ○枚岡展望台への登山道⇒展望台下⇒椋が根橋⇒グリーンガーデンひらおか
   ・正田講師から、「この辺りでカレーの香りがしませんか」と言われた場所があり、参加者全員嗅覚を研ぎ澄ます。
   「このキノコがその正体です」と採られたのは小さいキノコで、全体が褐色で環紋をもつニオイワチチタケであった。
   カブトムシ臭がするというニオイコベニタケも見つかった。その他 山の土手には小さいキノコが多く見られた。
  ・枚岡展望台下につく頃には、子供達からお腹がすいた、しんどい・・・と不平、不満の声が上がる。
   12時10分前である、少し急いで椋が根橋に下りてゆく。、
  ・椋が根橋北側には、萩が4種まとまって見られ マルバハギ、アレチノヌスビチハギ、ヌスビトハギ、ネコハギ と
   説明を受ける。
 ○グリーンガーデンひらおか(略称:GGH)到着  12:15〜<昼食>〜13:00
 ○午後:グリーンガーデンひらおか(略称:GGH)で座学
  ・キノコの観察と記録の仕方、胞子紋の採り方、分からないときその記録を持って大阪自然史博物館に行き 教え
   てもらうことも出来るとアドバイス。
   又「キノコには名前がついていないものも多くあり、皆さんが名付け親になることもできるのですよ」と言われた。
  ・キノコクイズを出して皆さんから回答をもらい盛り上がった。
  ・毒きのこの話を追加し 「手近な所にあるキノコが美味しいなら皆が食べて直ぐなくなっている。通常キノコで美味
   しいものは皆販売されており キノコ観察の主体はキノコの生態と働きを知ることで、食毒も分からぬキノコを食べて
   後悔しないようにして欲しい」と締めくくり 解散した。

 <今日観察できたキノコ>
  ・アイバシロハツ ・アカキツネガサ ・アカモミタケ ・アキヤマタケ ・イヌセンボンタケ ・ウスヒラタケ ・カキノミタケ 
  ・カレエダタケ ・カワラタケ ・キブリイボタケ ・コフキサルノコシカケ ・ザラエノヒトヨタケ ・シロソウメンタケ科 
  ・ズキンタケ ・スジオチバタケ ・ソウメンタケの仲間 ・ツヤウチワタケ ・ニオイコベニタケ ・ニオイワチチタケ 
  ・ニガクリタケ ・ヌメリガサタケ ・ハカワラタケ ・ビヨウタケ ・フウセンタケ科2種 ・ベニタケの仲間 ・マメザヤタケ
  ・モリノカレバタケ           ( 28 種)  (他に同定できないものあり)
  *ハナサナギタケ(冬虫夏草)

7、観察会感想
  <参加者 感想>

 ・この時期もっとキノコが見られるとおもったが少なく残念、しかしとても楽しかった。
 ・沢山のキノコの名前を知ることが出来、又運動にもなり楽しい時間を過ごせた。
 ・この観察で山歩きにも楽しみが1つ加わった。
 ・少し歩く距離が長く、後半急がれたのでゆっくりキノコを見れなかった。
 ・山の中に入れなかったので、見れたキノコが少なかった。
  <スタッフ 感想・反省>
 ・
子供さんと一緒に観察をねらったが、少し坂道・距離が長い等 この頃の子供さんには無理なコースかも知れない。
 ・同じ枚岡付近でキノコの多く出るコース(晴れが続けばこのコース、前日雨天の場合はこのコースと)を見つけたい。
 ・皆さんのアンケートでは、ほとんどの方が楽しんだ と書かれており 少し安心した。

       <平山:文>  <石田:写真>



H24年10月 特別観察会 「とっとこ30」<生駒山地の背を歩く>第4回
                                                  

1、開催日  : 平成24年10月21日(日) 9:00〜16:30 天気:快晴
2、リーダー : 飛田、三木、(石田)
3、参加   : 参加者13名(大人10名、スタッフ3名) 
      駅まで来て時間が早いから周辺を散歩
し、道を間違い駅到着遅れ参加断念の人3名おられた。
          残念!!
4、行事   : 生駒縦走第4回・最終回 
5、観察場所:河内磐舟駅〜長尾駅 
6、行事&観察結果
集合:河内いわふね駅9時集合
駅〜獅子窟寺〜交野山〜穂谷
 天野神社から入り口が分かりにくい。山道に入ったところで、水のマークの付いた屋根を見ながら
 ノブドウの実のランダムの色について今日初観察 後、何丁の石と道しるべをたどりながら きつい
 参道を登った、獅子窟寺で体調悪く
2名落後。
獅子窟寺
 柿 ツゲ、そしてタラヨウ(モチノキ科)について説明する、この葉の厚さを利用し葉っぱに字を
 書くことも出来「郵便局の木」とされていることなども説明する。
獅子窟寺
〜八つ橋
 役の行者が修業したと云う大岩の細道を駆け上がり、八丈岩をよじ登って下界を見た。
 道は花崗岩くずれの砂で、気持ちよく歩けた
八つ橋
 湿地池の橋の上からラクショウの気根が多数出ていた。付近に絶滅危惧種のコガマが実をつけて
 いた。春はミズバショウが出るが、季節が変わると、勝手に主役が入れ替わる。山では、どんどん
 草を刈るが、その必要の無いこと物語っている。ここで女性二人がリタイヤしバスで帰った。
八つ橋〜かいがけの道
 広い道沿いに、ナラ系の大木が木食い虫の被害に薫浄され、切られ、ビニール巻きが痛々しい。
かいがけの道〜交野山
 秋のタムラソウ ヤマハッカ等、秋を代表する野草の棚田を通過し、交野山をめがけて下りの道から
 再度の上りはしんどかった。一週間前下見時に有ったササクサの花はなくなり、チジミザサの花が
 目立った。
交野山(こうのさん)
 山頂の大岩から、南側の生駒山の連峰であるタケルが峯のせり出しと飯盛山の連峰が見えたが、
  飯盛山自体は隠れて見えない。南側は天王山と男山の切れ目に淀川が界間見え、生駒山系の終端
 も見えた。

 下った峠道を13時頃に着き、遅い昼食を取った。巨岩の目立つ生駒山系の成り立ちを説明した。
交野ふれあいセンターと白旗池
 残念ながら、カモはいなかった。センターの人も折角なのにと残念ガっていたが、色々な鳥の剥製
 が陳列されてあり、活動していた時の状態が想像出来た。
白旗池〜穂谷
 棚田を下り、穂谷に向かった。やはりこの山系では草種が一番多いと感じた。孟宗竹と真竹の違いを
 説明し奥の谷へ行った。ここは、保全協会と他のグループとの協働の保全地域である。
 谷筋に沿った山の中腹に刈った竹が野積みされている状態を指摘し、竹を切っても、すぐに、厄介な
 タケノコが出てくる苦労話で締めくくった。
 今回で「生駒山系の背を歩く」プログラムの最終であるが、今回はアップ・ダウンの繰り返しの厳し
 さが
有ったが このコースが一番自然にあふれていたと思った。
今回・保全協会所属の友末さんが落伍者出た場合に救済措置に車を配車のご協力を得ました。感謝

       <飛田:文>  <石田:写真>




H24年11月 どんぐり祭り 「どんぐりを観察し(試食し)秋を感じる」 
             グリーンガーデンひらおか、枚岡NC共催行事、 指導枚岡ネイチャークラブ
                                                     
1、開催日  : 平成24年11月24日(土) 10:00〜14:30 天気:曇り時々晴れ
2、リーダー : 大池 
(岩久w 飛田 石田 西川 西野 原田 太田)
3、参加   : 参加者20名 (大人 5名、子供 6名、スタッフ 9名)
4、行事   : 枚岡公園内のどんぐりを拾い観察・準備したどんぐりを試食する
5、観察場所:GGH
⇒枚岡公園⇒GGH
6、行事&観察結果
  ・GGH館長が不在で、今回はGGHの挨拶は省略した。
@最初に 本日のスケジュール説明 (担当:大池)
Aどんぐりの説明と どんぐりクイズ (担当:大池、西野、太田)
  ・クイズを多く出した。子供たちの反応はよかったと思う。
   どんぐりの中にいるゾウムシを知っている男の子がいた。
  ・太田さんのどんぐりの歌のパネルを元に説明。
B外でどんぐりアート用のどんぐりやきれいな物の収拾
  ・今年はアラカシ、シラカシがまだ少なく、クヌギはカクトはあるが実はすでに拾われたのか
   ほとんどなかったが、ナラガシワがけっこう落ちていたので助かった。
  ・落ち葉の紅葉・黄葉はイチョウと、もみじが圧巻で、豊浦橋の紅葉が最高であった。
   大人の参加者の方々は満足されている様であった。
  ・どんぐりは探せばけっこうあるもので、見つけると皆さん楽しそうにしておられた。
C昼食後 どんぐりの試食(炒り方の実演と試食) (担当:岩久、飛田)
  ・マテバシイとスダジイの試食を行った。
  ・銀杏でも可能な電子レンジの使い方など興味深く、また昔のおやつとして、
   また原始人の食料としてどんぐりがあったということを知ってもらった。
  ・ただ今回はあまりおいしいという声はきけなかった。
Dドングリアート
  ・子供さんの発想が結構すばらしく、出来上がった作品を見てみんな驚いていた。
   特に女の子はこの作品作りが気に入ったようで、きれいに仕上げていくのに関心した。
  ・どんぐり工作としてのアートは、大人も楽しめるので今後も続けるべきだと感じた。
  ・今年はどんぐりが全体的に少ないと思ったが、太田さんにに集めてもらった材料があるので、
   色々貼り付けられ感謝である。
Eどんぐりゴマ大会 (担当:飛田)
  ・事前に穴を開けて準備していたどんぐりに各自楊枝を刺して、どんぐりゴマを作り、対戦して
   もらった。
  ・子供だけでまずチャンピオンを決めた。チャンピオンになったのは男の子で回し方は両手で
   軸をはさんでまわすため、軸を長くしていた。かしこいなと思った。
   大人との対決には敗れたが、彼の意見では一番おもしろかったのがコマ作り・回しだと言って
   いたので 来年もこれはやるべきかなと思った。
Fその他
  ・少し年配の参加者の男の方がどんぐり見本を全部写真撮影されるなど、興味深く見ておられ
   たとようで、男性はやっぱり知識型、女性は芸術型なのでしょうか?。

       <大池:文>  <石田:写真>


H24年12月 お正月飾り 「藁で作るお正月飾り、お正月準備OK」 
             グリーンガーデンひらおか、枚岡NC共催行事、 指導枚岡ネイチャークラブ
                                                     

1、開催日  : 平成24年12月16日(日) 10:00〜14:00 天気:晴れ時々曇り
2、リーダー : 原田、平山 
(岩久 石田 西川)
3、参加   : 参加者22名 (大人 18名、子供 4名、スタッフ 5名)
4、行事   : 藁をつかってお正月飾り(しめ縄が主)を作る
5、実施場所: グリーンガーデンひらおか(通称GGH)
6、行事&結果
 1)午前の部(10:00〜12:00)
  @)GGH山野館長の挨拶で行事開始。
  Aスタッフの自己紹介を行う。
  Bお正月飾り(しめ縄を主に作る)作業にあたって、原田リーダーより、
   ・昔から、稲わらはお米をとった後、燃料として使ったり、肥料に使ったりして捨てられることもなく
    リサイクルされてきた。現在稲刈りはほとんどの農家ではコンバインを使っており、肥料用にするため
    短く切って土に漉き込んでいる、お正月飾り用は出来るだけ長く青い稲藁が必要である。が、中々その
    確保が難しくなっている。今回使って出た藁ゴミも又土に返しますので大事に扱ってください。
    と説明があった。
  C手始めに しめ縄作りの基本となる藁縄のつくり方を説明し、参加者に練習してもらった。
    (これはしめ縄をアレンジしたリース作りの基本である)
 <昼食>12:00〜12:45
 2)午後の部
   @藁縄を3本編み、それぞれ「おたいこ」を入れその3本を(左回り捻りで)編みこんでいく。
   A殆どの参加者が しめ縄の土台が出来たころ、御幣の作り方(レジメに記載)を説明した。
   Bしめ縄の土台に、順次 ウラジロ⇒御幣⇒ユズリハ⇒ダイダイ を乗せて行くことを説明、
     (今回用意した ウラジロの大きさが適当でない場合は各自購入していただく事を依頼)
     正月の華やかさを出すための飾り物なども配った。
   C最後に、出来上がった皆さんの作品を前に並べてもらい 鑑賞した。  
7<参加者 アンケート>
   @イベント内容は (19枚回収)5段階評価
     ・1 とても良い (13枚) ⇒・自分の手で作れて良かった ・長くかかったが達成感があった
               68.4%  ・神事やいわれを知れてよかった・
                      ・親切に指導してもらえた  ・何から何まで用意してもらって感謝
     ・2 良い     (6枚) ⇒・なかなか出来ない体験が出来た ・思っていた以上の作品が出来た
               31.6%  ・自分では出来ない準備がされていた ・時期的に良かった
                      ・親切に指導してもらえた
     ・3〜5(普通〜非常に悪い)
                (0枚)
                0.0%
   A行事を何で知ったか(重複記入あり)
     ・HP ⇒ 1名  ・市政だより ⇒ 18名  ・口コミ、友人、知人 ⇒ 4名
  <スタッフ 感想・反省>
   @昨年は予想以上の参加者があり、スタッフの手が回らず、最後の完成まで至らない方もおられましたが、
     今年は皆さん立派に完成され、きっと正月用に玄関に飾られると確信した。
   Aしかし 今回もスタッフがもっといればと感じた。参加者に迷惑をかけていたかも知れない。  
   B参加者の行事の評価は面映いくらい高得点であり、参加者の協力があったお陰と感謝
   C行事の広報はやはり、「市政だより」が一番である。これからの時代はPCを駆使しなければと
    思っていたが、一概には言えない。
    今回の行事参加者の平均年齢(子供さんを除くと60代後半と推測)を考えるとそうなるのかも知れない。
    行事内容による広報手段も一考する必要がある。
   D昨年も参加いただいた、ベテランのTさん(新池島町の方)が飾り物の提供や我々をサポートしていた
    だき大変感謝である。
   E次年度、藁の確保の難しさもあり、藁の使用の少なくて若い家族向けの正月飾り新バージョンを考える時期
     かも知れない。
     
       <平山:文>  <石田:写真> 


H25年1月 水鳥観察会 今年も会えるかな 水鳥に
                                                   

1、開催日  : 平成25年1月20日(日) 10:00〜12:30 天気:晴
2、リーダー : 藤戸、原田 
(平山 石田)
3、参加   : 参加者11名 (大人 5名、子供 2名、スタッフ 4名)
4、行事   : 池島遊水池周辺の野鳥を観察する
5、実施場所: 池島遊水池周辺(東花園駅から池島遊水池)
6、行事&結果
 ○観察コース
  東花園駅から恩智川沿いに、池島遊水池まで歩き、現地解散
 ○内容
  恩智川沿いの野鳥・水鳥を、双眼鏡、フィールドスコープで観察し、適宜、説明を行った。
  この辺りで見られる野鳥の数・種類は、年々減少している。
  特に、遊水池に居る水鳥は今回3種類(コガモ、マガモ、バン)のみであり、コガモは数も50羽近くと
  多かったが、マガモ、バンは数羽と少なく、それ以外は観察されなかった。。
  特記事項として、この辺りでは希少種のイソシギ、タシギ、ケリ、ヒバリ、カワセミを見る事が出来た。
 ○結果 
  観察された野鳥
   コガモ、マガモ、バン、アオサギ、コサギ、イソシギ、タシギ、ハクセキレイ、カワセミ
   ケリ、ヒバリ、モズ、ヒヨドリ、ムクドリ、メジロ、ハシボソガラス、スズメ、キジバト、セグロセキレイ
   計19種類
7、考察・その他
 ・数年前から、魚を主食とするカイツブリやホシハジロ、キンクロハジロの類が見られないので、この遊水池の
  魚が少なくなった事が予想される。
 ・水草を主食とするカモ類でも、コガモだけが多く(今回も40羽以上)、他の種類が見られなくなってきている。
  コガモが他と比べて異常に多い理由は不明だが、それ以外の水鳥は、種類・数とも年々減っており、棲息条件の
  悪化が懸念される。
8、感想
 ・今日は天候が良く、例年になく暖かく、過ごしやすかった。
 ・この辺りでは希少種のタシギ・ケり・イソシギ・カワセミ・ヒバリを見る事が出来たのは、ラッキーであった。
  これらをじっくり観察する事が出来て、参加者の皆さんも喜んでおられた。
 ・野鳥はフィールドスコープでじっくり観察すると非常に美しく、参加者の方が感動しておられたのが印象に残った。

       <藤戸:文>  <石田:写真>



H25年2月 観梅と樹木観察 「寒い中で咲く梅や、周りの木々を見てみよう」
                                                  
 
1、開催日 : 平成25年2月24日(日) 10:00〜12:30 天気:晴れ
2、リーダー: 西野:
(石田、三木、西川、原田)
3、参加  : 参加者9名 (大人4名、スタッフ5名)
4、行事  : 観梅と樹木観察
5、観察場所: 枚岡公園一帯
6、行事&観察結果
 @本日のリーダー西野氏より挨拶と本日のスケジュールについて説明、及びスタッフ紹介
 A早速梅林へ向かう。
  ・今年は梅の開花がかなり遅れているようで、3月も終りに近いのに未だチラホラとしか咲いていない状態。
  ・足元にはいろいろな植物の「ロゼット」が見られた。
  ・植物が越冬するために、種で過ごすか、草の状態で過ごすかが問題。
    種:確実に過ごせるが発芽までに時間かかり、他の植物に日照を遮られるデメリットあり。
    ロゼット:過ごせるチャンスは低いものの、暖かくなったら一番に育つメリットあり。
 B梅林から枚岡展望台へ向かいながら樹木の観察。
  ・常緑樹と落葉樹、針葉樹と広葉樹の違いの説明。
  ・傾いた木の支え方は? 針葉樹はつっかえ棒のように、広葉樹は引っ張るように支えているのではないか。
  ・つっかえ棒の方はリグニンが多く硬い根っこ、引っ張りの方はセルロースが多く繊維質の多い根っこらしい。
  ・クヌギとアベマキは似ているが、木肌を素手で触るとその柔らかさの違いで区別が付くようになる。
   アベマキは葉の裏面全面に細かい毛が生えているため、裏面が白っぽく見え、手でさわって柔らかく感じる。
   クヌギはそれに比べ葉脈の上にしか細かい毛がなく黒っぽく見える。
  ・アオキは赤い実のなる雌株と地味な花の咲く雄株がある。
  ・時折幹がねじれながら育っている樹があるが、これはどの方向からのストレスにも耐えるための工夫のようだ。
  ・中腹以上では以前より笹ヤブが広がっていた。この調子ならまた「藪こぎ探検」が出来るのでは。
  ・木は中が腐っていても周りの皮に近い部分(維管束)が残っていれば育つことが出来る。
 C11時過ぎに枚岡展望台へ到着。
  ・いつもの様に大阪平野を見渡しながら、小休止。
 D枚岡展望台から、神津嶽神社へ登る
  ・ヒラアシキバチの産卵状態の死骸を観察。完全な形ではなく、下半身だけが残った形でエノキの幹に7〜8匹ついてた。
 E神津嶽からさくら広場へ移動
  ・予定のコースが工事中のため、さくら広場まで直接下るコースを行く。
  ・さくら広場にてまとめと次回の案内をしてから解散。

       <原田:文>  <石田:写真>


H25年3月 地域観察会 「ザ・枚岡 枚岡再見」
                                                    
1、開催日 : 平成25年3月17日(日) 10:00〜14:00 天気:晴れ
2、リーダー: 飛田、中谷:
(石田、三木、西川、原田、平山)
3、参加  : 参加者12名 (大人5名、スタッフ7名)
4、行事  : ザ・枚岡 枚岡再見
5、観察場所:枚岡公園一帯
6、行事&観察結果
 @挨拶と本日のスケジュールについて説明、及びスタッフ紹介
   鳥居横のムクノキの説明。鳥居前にあるので、我々の観察会ではよく話をする木である。
   ムクノキとエノキの違いや一里塚で使われたこと等の説明。
   ヒメユズリハ 海岸性の植物 次の葉がでたら葉が落ち正月の門松にも使われ、代々譲ると縁起のいい木を説明。
 A枚岡神社参道から梅林方面へ。
  ・ヤマモモ、ナギ、サカキ等の説明
   ナギは凪とも書き、風を止める、航海安全の木と見られることもあり。たてに葉脈が走り、なかなかちぎれないこと
   から縁結びの木とも。お守りにも使用される。マキ科なので葉が幅広だが葉脈が平行。針葉樹?
   イチョウ、ソテツなど古い形態の裸子植物の仲間。
   参加者から「ええし(大阪弁:良家、金持ち)の家」にある木との声。
  ・梅林の梅は今年は寒く、咲くのが遅かったので花持ちが良かったが、すでに花は峠をすぎている。
  ・梅をみながら、登っていく。
  ・ルーペで小さな花を観察。   
   ヤマアイの花が見ごろ。小さな草木。トウダイグサ科。よく知っている藍染に使うタデ科のアイとは違い万葉集にも
   出てくる古い植物。タデ科のアイが中国からくるまでこのヤマアイでアイ染めをしていたらしい。
   色は緑色だったのか。
   ヤマネコノメソウも花が咲いている。早春の小さな花を観察。同じ場所にヤエムグラ等ほかの植物も生えているが
   まだ背丈の低い状態。ほかの植物が大きくなる前に花を咲かせる戦略なのか。
   サカキ、アオキ、アラカシ、クヌギ、アベマキ、シャシャンボ、イヌシデ等を観察しながら枚岡神社へ戻るコース。
  ・椋が根橋のところでハマヒサカキを観察。
   先に見たサカキと比較。ハマヒサカキは海岸性なので特徴は葉に光沢があり、小さく、葉が丸い。海岸の風等に
   対応するための植物の進化か。
 B神社境内へ。
   社務所前のオガタマノキ、神木のビャクシン(イブキ)の切り株等を観察
   オガタマノキは神社にはよくある木。オガタマ=招霊 とも書く。以前にとった実を見てもらい観察した。
   ビャクシン(今は枯れて切り株だけになっている)は「河内名所図会」にも載っている木である。
   残念ながら倒れて、横に後継の木が植えられている。
 C社務所にて昼食。
  枚岡を知ろうというのが今回のテーマ。
  神社の方に、枚岡神社の歴史、行事等について説明を受ける。
 Dその後、次回の案内をして解散。
   希望者で一の鳥居へ回る。
 
       <中谷:文>  <石田:写真>