1、開催日 : 平成24年6月17日(日) 10:00〜14:00 曇り時々晴れ
2、リーダー : 飛田、三木:(石田、大池、西野、西川、平山、藤戸)
3、参加 : 参加者15名 (大人5名、子供2名、スタッフ8名)
4、行事 : 池と水草の観察会
5、観察場所: 枚岡梅林〜市立郷土博物館 の間にある生駒山麓池巡り
6、観察記録
・「旗池」「中池」を中心に五条周辺の、名も無い池めぐりをし博物館を最終とした。
・昨夜は約100ミリ近くの雨が降り 道はどうかと思ったが普段どうりで安心した。
「旗池」の土手は歩きやすく、カワラマツバが花を咲かせていた。山系では珍しい。
池にアシが新しい葉っぱを出し、トキワススキ(海岸性)は刈られて、背が低かった。
・池下の田はイネの苗が植えられたばかりで、害草のウキクサやアカウキクサ
(外来のアゾラかどうかは小さく不明)薄黄と薄茶褐色が混ざり合い多く浮遊していた。
その傍でシオカラトンボが何べんも尻尾を水面に叩きつけ、 卵を生みつけていた。
三木さん「あのエネルギーはたいしたものだ」と感心した。
・知人の庭にある小池のハスを許しを得て一本を切った。断面を始めて見たが、
レンコンと同じ断面で、切断面から何回も泡を吹いた。
まるで昔の子供の鼻ちょうちんの様だった。
水鉄砲で葉の上で水滴を転がしたが、宝石のようだ。「何故そうなるのか」を皆で考えた。
水鉢に、黄花の花弁で「ぎざぎざ」のあるアサザを初めて見た。形が神秘的だ。
東大阪市では自生なし。
薬草・ドクダミの八重の花を初めて見た。恐らく栽培種だろう。
・「中池」はアオコが、はびこり、汚く、死の池の感じがした。
昨年、薬草観察時通ったコースに戻り、カラムシ(葉裏が白い)の群生地で三木さんから
昔この植物から繊維を取っていた等の説明をする。
・クワイの植栽を 地主さんが3本引き抜いていただいた。
「クワイが何処に成るか」いつも疑問を持っていたが、一番下の根に昨年出来たクワイを確認
できた。 配布の資料の絵の間違いがはっきりした。皆で笑った。
・クレソンも少しずつ皆でかじった。肉料理の添え物だ。みずみずしい。
・小池の深い底にスイレンが咲いていた。「羊の刻(午後2時頃)に花を咲かす」ヒツジグサ
ともいうが、実際は朝から夕方まで花を咲かせている。
・国土地理院発行の生駒断層地図のプロットを示し、池の成因を説明したが、この辺を走っている
が、太古に生じた断層なので、この地点が、ジスイズ断層とは分かりにくい。
・昼食後、東大阪市郷土博物館で、学芸員の中西克宏氏から、古代・イネ作の刈り取り道具の説明
と祭祀の水の浄化模型、鯨や動物の骨等の説明をしていただき面白かった。
・最後に「おさらい」として、観察した水草・野草の漢字を紹介した。
(草カンムリの字を中心に)蘆・葦 芹 薄・クサカンムリに亡 蕗・クサヘンに冬 蓬・クサカンムリに高 菫 苺
クサカンムリに平(ウキクサ) 薺 薊 葱 茄 葎(ムグラ) 茜・クサカンムリに鬼 クサカンムリに見(ヒユ) 芋(イモ)
苧(カラムシ)。
<文:飛田> <写真:石田、藤戸>
H24年7月 セミ羽化観察会 「セミの羽化を家族で見よう」
グリーンガーデンひらおか、枚岡NC共催行事、 指導:枚岡ネイチャークラブ
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<三木、岩久、岡田:文> <石田:写真>
H24年9月 キノコ観察会 「家族で探そう枚岡のキノコ」
グリーンガーデンひらおか、枚岡NC共催行事、 指導:枚岡ネイチャークラブ
1、開催日 : 平成24年9月22日(土) 10:00〜14:30 天気:晴れ
2、リーダー : 講師:正田美知子氏、 平山、三木:(石田、西川、西野)
3、参加 : 参加者23名(大人11名、子供6名、スタッフ6名)
4、行事 : 枚岡公園内のキノコ観察
5、観察場所: 枚岡神社〜GGH
6、行事&観察結果
○観察会開始
・定例の枚岡神社鳥居下に10時集合し、今日のスケジュール、正田講師の紹介、スタッフ紹介で観察会スタート
する。
・正田講師からキノコ観察のための注意事項、観察の仕方を教わる。
○枚岡神社正面階段
・今回は、キノコ観察であるが最初に枚岡神社本殿階段下の大ヤマモモについて説明する。
この木は江戸時代後期に書かれた「河内名所図会」にも載っている長寿木であるが、皆さんには余り知られて
いない。
・この階段の影になっている湿ったところで、モリノカレバタケが出ておりキノコ観察第1号である。
○若宮社南側⇒枚岡梅林南東
・廃材の捨て場になっているここは我等のこのコースのなかで1番収穫のあるところである。
・湿った朽木に生えているマメザヤタケ、ビョウタケが見られ、コフキサルノコシカケ、イヌセンボンタケ、カワラタケ、
ベニタケの仲間 等も出ていたが、材木の腐りが進んでいてキノコの棲みかでさえなくなりつつある。
○枚岡展望台への登山道⇒展望台下⇒椋が根橋⇒グリーンガーデンひらおか
・正田講師から、「この辺りでカレーの香りがしませんか」と言われた場所があり、参加者全員嗅覚を研ぎ澄ます。
「このキノコがその正体です」と採られたのは小さいキノコで、全体が褐色で環紋をもつニオイワチチタケであった。
カブトムシ臭がするというニオイコベニタケも見つかった。その他 山の土手には小さいキノコが多く見られた。
・枚岡展望台下につく頃には、子供達からお腹がすいた、しんどい・・・と不平、不満の声が上がる。
12時10分前である、少し急いで椋が根橋に下りてゆく。、
・椋が根橋北側には、萩が4種まとまって見られ マルバハギ、アレチノヌスビチハギ、ヌスビトハギ、ネコハギ と
説明を受ける。
○グリーンガーデンひらおか(略称:GGH)到着 12:15〜<昼食>〜13:00
○午後:グリーンガーデンひらおか(略称:GGH)で座学
・キノコの観察と記録の仕方、胞子紋の採り方、分からないときその記録を持って大阪自然史博物館に行き 教え
てもらうことも出来るとアドバイス。
又「キノコには名前がついていないものも多くあり、皆さんが名付け親になることもできるのですよ」と言われた。
・キノコクイズを出して皆さんから回答をもらい盛り上がった。
・毒きのこの話を追加し 「手近な所にあるキノコが美味しいなら皆が食べて直ぐなくなっている。通常キノコで美味
しいものは皆販売されており キノコ観察の主体はキノコの生態と働きを知ることで、食毒も分からぬキノコを食べて
後悔しないようにして欲しい」と締めくくり 解散した。
<今日観察できたキノコ>
・アイバシロハツ ・アカキツネガサ ・アカモミタケ ・アキヤマタケ ・イヌセンボンタケ ・ウスヒラタケ ・カキノミタケ
・カレエダタケ ・カワラタケ ・キブリイボタケ ・コフキサルノコシカケ ・ザラエノヒトヨタケ ・シロソウメンタケ科
・ズキンタケ ・スジオチバタケ ・ソウメンタケの仲間 ・ツヤウチワタケ ・ニオイコベニタケ ・ニオイワチチタケ
・ニガクリタケ ・ヌメリガサタケ ・ハカワラタケ ・ビヨウタケ ・フウセンタケ科2種 ・ベニタケの仲間 ・マメザヤタケ
・モリノカレバタケ ( 28 種) (他に同定できないものあり)
*ハナサナギタケ(冬虫夏草)
7、観察会感想
<参加者 感想>
・この時期もっとキノコが見られるとおもったが少なく残念、しかしとても楽しかった。
・沢山のキノコの名前を知ることが出来、又運動にもなり楽しい時間を過ごせた。
・この観察で山歩きにも楽しみが1つ加わった。
・少し歩く距離が長く、後半急がれたのでゆっくりキノコを見れなかった。
・山の中に入れなかったので、見れたキノコが少なかった。
<スタッフ 感想・反省>
・子供さんと一緒に観察をねらったが、少し坂道・距離が長い等 この頃の子供さんには無理なコースかも知れない。
・同じ枚岡付近でキノコの多く出るコース(晴れが続けばこのコース、前日雨天の場合はこのコースと)を見つけたい。
・皆さんのアンケートでは、ほとんどの方が楽しんだ と書かれており 少し安心した。
<平山:文> <石田:写真>
H24年10月 特別観察会 「とっとこ30」<<生駒山地の背を歩く>第4回>
1、開催日 : 平成24年10月21日(日) 9:00〜16:30 天気:快晴
2、リーダー : 飛田、三木、(石田)
3、参加 : 参加者13名(大人10名、スタッフ3名)
駅まで来て時間が早いから周辺を散歩し、道を間違い駅到着遅れ参加断念の人3名おられた。
残念!!
4、行事 : 生駒縦走第4回・最終回
5、観察場所:河内磐舟駅〜長尾駅
6、行事&観察結果
・集合:河内いわふね駅9時集合
・駅〜獅子窟寺〜交野山〜穂谷
天野神社から入り口が分かりにくい。山道に入ったところで、水のマークの付いた屋根を見ながら
ノブドウの実のランダムの色について今日初観察 後、何丁の石と道しるべをたどりながら きつい
参道を登った、獅子窟寺で体調悪く2名落後。
・獅子窟寺
柿 ツゲ、そしてタラヨウ(モチノキ科)について説明する、この葉の厚さを利用し葉っぱに字を
書くことも出来「郵便局の木」とされていることなども説明する。
・獅子窟寺〜八つ橋
役の行者が修業したと云う大岩の細道を駆け上がり、八丈岩をよじ登って下界を見た。
道は花崗岩くずれの砂で、気持ちよく歩けた。
・八つ橋
湿地池の橋の上からラクショウの気根が多数出ていた。付近に絶滅危惧種のコガマが実をつけて
いた。春はミズバショウが出るが、季節が変わると、勝手に主役が入れ替わる。山では、どんどん
草を刈るが、その必要の無いこと物語っている。ここで女性二人がリタイヤしバスで帰った。
・八つ橋〜かいがけの道
広い道沿いに、ナラ系の大木が木食い虫の被害に薫浄され、切られ、ビニール巻きが痛々しい。
・かいがけの道〜交野山
秋のタムラソウ ヤマハッカ等、秋を代表する野草の棚田を通過し、交野山をめがけて下りの道から
再度の上りはしんどかった。一週間前下見時に有ったササクサの花はなくなり、チジミザサの花が
目立った。
・交野山(こうのさん)
山頂の大岩から、南側の生駒山の連峰であるタケルが峯のせり出しと飯盛山の連峰が見えたが、
飯盛山自体は隠れて見えない。南側は天王山と男山の切れ目に淀川が界間見え、生駒山系の終端
も見えた。
下った峠道を13時頃に着き、遅い昼食を取った。巨岩の目立つ生駒山系の成り立ちを説明した。
・交野ふれあいセンターと白旗池
残念ながら、カモはいなかった。センターの人も折角なのにと残念ガっていたが、色々な鳥の剥製
が陳列されてあり、活動していた時の状態が想像出来た。
・白旗池〜穂谷
棚田を下り、穂谷に向かった。やはりこの山系では草種が一番多いと感じた。孟宗竹と真竹の違いを
説明し奥の谷へ行った。ここは、保全協会と他のグループとの協働の保全地域である。
谷筋に沿った山の中腹に刈った竹が野積みされている状態を指摘し、竹を切っても、すぐに、厄介な
タケノコが出てくる苦労話で締めくくった。
今回で「生駒山系の背を歩く」プログラムの最終であるが、今回はアップ・ダウンの繰り返しの厳し
さが有ったが このコースが一番自然にあふれていたと思った。
*今回・保全協会所属の友末さんが落伍者出た場合に救済措置に車を配車のご協力を得ました。感謝
<飛田:文> <石田:写真>
H24年11月 どんぐり祭り 「どんぐりを観察し(試食し)秋を感じる」
グリーンガーデンひらおか、枚岡NC共催行事、 指導:枚岡ネイチャークラブ
1、開催日 : 平成24年11月24日(土) 10:00〜14:30 天気:曇り時々晴れ
2、リーダー : 大池 (岩久w 飛田 石田 西川 西野 原田 太田)
3、参加 : 参加者20名 (大人 5名、子供 6名、スタッフ 9名)
4、行事 : 枚岡公園内のどんぐりを拾い観察・準備したどんぐりを試食する
5、観察場所:GGH⇒枚岡公園⇒GGH
6、行事&観察結果
・GGH館長が不在で、今回はGGHの挨拶は省略した。
@最初に 本日のスケジュール説明 (担当:大池)
Aどんぐりの説明と どんぐりクイズ (担当:大池、西野、太田)
・クイズを多く出した。子供たちの反応はよかったと思う。
どんぐりの中にいるゾウムシを知っている男の子がいた。
・太田さんのどんぐりの歌のパネルを元に説明。
B外でどんぐりアート用のどんぐりやきれいな物の収拾
・今年はアラカシ、シラカシがまだ少なく、クヌギはカクトはあるが実はすでに拾われたのか
ほとんどなかったが、ナラガシワがけっこう落ちていたので助かった。
・落ち葉の紅葉・黄葉はイチョウと、もみじが圧巻で、豊浦橋の紅葉が最高であった。
大人の参加者の方々は満足されている様であった。
・どんぐりは探せばけっこうあるもので、見つけると皆さん楽しそうにしておられた。
C昼食後 どんぐりの試食(炒り方の実演と試食) (担当:岩久、飛田)
・マテバシイとスダジイの試食を行った。
・銀杏でも可能な電子レンジの使い方など興味深く、また昔のおやつとして、
また原始人の食料としてどんぐりがあったということを知ってもらった。
・ただ今回はあまりおいしいという声はきけなかった。
Dドングリアート
・子供さんの発想が結構すばらしく、出来上がった作品を見てみんな驚いていた。
特に女の子はこの作品作りが気に入ったようで、きれいに仕上げていくのに関心した。
・どんぐり工作としてのアートは、大人も楽しめるので今後も続けるべきだと感じた。
・今年はどんぐりが全体的に少ないと思ったが、太田さんにに集めてもらった材料があるので、
色々貼り付けられ感謝である。
Eどんぐりゴマ大会 (担当:飛田)
・事前に穴を開けて準備していたどんぐりに各自楊枝を刺して、どんぐりゴマを作り、対戦して
もらった。
・子供だけでまずチャンピオンを決めた。チャンピオンになったのは男の子で回し方は両手で
軸をはさんでまわすため、軸を長くしていた。かしこいなと思った。
大人との対決には敗れたが、彼の意見では一番おもしろかったのがコマ作り・回しだと言って
いたので 来年もこれはやるべきかなと思った。
Fその他
・少し年配の参加者の男の方がどんぐり見本を全部写真撮影されるなど、興味深く見ておられ
たとようで、男性はやっぱり知識型、女性は芸術型なのでしょうか?。
<大池:文> <石田:写真>
H24年12月 お正月飾り 「藁で作るお正月飾り、お正月準備OK」
グリーンガーデンひらおか、枚岡NC共催行事、 指導:枚岡ネイチャークラブ
H25年1月 水鳥観察会 「今年も会えるかな 水鳥に」