1、開催日 : 平成26年4月20日(日) 9:00~15:30 天気:曇り時々小雨
2、リーダー : 飛田(石田、平山)
3、参加 : 9名(大人5名、小人1名、スタッフ3名)
4、行事 : 山桜観察―春爛漫の生駒山散策
5、観察場所 : 枚岡神社~かみつだけコース~ぼく等の広場~昼食~ふれあい広場~枚岡神社
6、行事内容
〇神津岳コース
・枚岡梅林で、ヤマアイの不思議な花の付き方 オドリコソウと姫オドリコソウの違いを説明する。
・本年は、たんぽぽ調査の年なので、皆さんに関西・西洋の区別説明した。梅林は殆ど関西だった。
・神津岳コースも関西で、途中の休憩所は、西洋だった。車や人の出入りの多い場所は、西洋の進出は
止められない。
・途中で「医者入らず」のキランソウと良く似たツクバキンモンソウが色違いで並んで生えていた。
珍しい。
・休憩所上のコースの階段道は、いつもの事ながら、単調で、しんどいので左手の道なき道をとった。
・カンアオイが、あちこちにあった。アリに種を運んでもらって増える。
模様のついた成葉には、まだ花が残っていた。お子さんに、徹底的にカンアオイの花の有無を調べて
もらった。
〇管理道コース
・タンポポの比率は五分五分で、これもお子さんに、「クラゲは西洋」と花ウラをチエックしてもらった。
・肝心の桜の内、大島桜は散ってしまい、山桜は散り半ばで、今年も満開の時期を逸して楽しむ事はでき
なかった。客坊谷を見下ろし、満開のイメージをしてもらった。
〇府民の森~下の管理道~308号線~慈光寺
・雨がしょぼつき、薄ら寒いので、昼食後、早めに出発し、行きと同じきつい坂道を避けて、
時間が有るので、予定のコースを変更し、遠回りして、暗り峠の集落から慈光寺に向かった。
・慈光寺は、山中なのに、ヒメオドリコソウ ハナニラ セイヨウタンポポ ヒレハリソウと外来植物の
群生オンパレードだ。5年前に管理道から、入った開発業者が休耕田に木材チップを敷き詰めた時に、
外来の侵入を許したのだろう。
3ヶ所あったトウダイグサ(ここしか無し)が一箇所になり、それも極僅かになった。生駒山系絶滅危
惧種になるのが、時間の問題だ。
〇摂河泉コース~枚岡神社鳥居下
・慈光寺の間道から、入った。 雨も無くなり、額田展望台では、ハルカスが一直線に見えた。
ここも草刈激しく、転退植物が多いが、ホタルカズラの薄紫の花が若干残っていてほっとした。
・椋ケ根橋手前(芭蕉句碑周辺)のハナニラの群生地は見事だった。
・鳥居下で皆さんから感想を聞き、解散した。
<文:飛田> <写真:石田>
H26年5月 薬草・野草観察会 「薬草植物を観察し、お茶にして飲もう」
グリーンガーデンひらおか、枚岡NC共催行事、 指導:枚岡ネイチャークラブ
1、開催日 : 平成26年5月11日(日) 10:00~14:00 天気:腫れ
2、リーダー : 藪下、平山(石田、西川)
3、参加 : 26名(大人18名、小人4名、スタッフ4名)
4、行事 : 薬草、野草の観察
5、観察場所 : GGH(グリーンガーデンひらおか)~桜広場(昼食)~GGH
6、行事内容
1)今日見た植物・樹木(アイウエオ順)
・アザミ、アジサイ、アセビ、アケビ(ミツバアケビ含む)、イタドリ、イヌビワ、ウマノアシガタ、ウラシマソウ、オオバコ、
カタバミ、カラスノエンドウ、カラスビシャク、キツネノボタン、クズ、クスノキ、クチナシ、サクラ、サルトリイバラ、シャガ、
スイセン、スイバ、タイサンボク、タンキリマメ、タンポポ、チドメグサ、チチコグサ、ツワブキ、ドクダミ、ニガナ、
シュロ、ニワセキショウ、ニワトコ、ネムノキ、ノビル、ハコベ、ハハコグサ、ハルジオン、フタリシズカ、ヘビイチゴ、
ミツバ、ヤツデ、ヤブカラシ、ヤマモモ、ヨモギ、(44種)
2)行程
①10:00〜
GGH3階3-2室に集合し
・佐藤館長の挨拶、・観察時の注意事項説明および薬用植物の取り扱いについて説明、そしてスタッフの紹介。
・スタッフ用意の タンポポコーヒ、柿の葉茶、梅シロップにショウガを混ぜたジュース の作り方を説明した後
参加者に飲んでいただいた。どれも好評であった
②10:30〜
・GGHを出て観察開始、事前に配布したレジメを参考に見ながら 植物を観察し桜広場まで歩く。
各植物について 薬効や実際に使用した話をした。
・ジャム等へ利用方法や。ヨモギを用いたよもぎ餠をお孫さんと一緒に作られたらとお薦めした。
・医薬品と食品のことから、医食同源について説明した。
・このコースでカラスビシャクが多く出ていたのにはびっくりした。
・植物と関係無い話であったが、消防署がたてた(現在地認識用)標識があったのでその説明をした。
数年前から山中に設置されているので、山中での事故や緊急時の消防署等への現在地を示す連絡用に
大事な標識であることを説明した。
③12:05 桜広場着(昼食)〜
・昼食後帰られる方が5名おられ、その方に本日のアンケートを書いてもらいその場で別れた。
③12:30〜
・桜広場で、お子様に人気のあるカタバミでの10円銅貨磨きを行い、ピカピカになった硬貨に満足されていた。
・GGHまで引返す途中でも植物観察を行っていった。
④13:40〜14:00
・GGH到着後、アンケートの記入をお願いし、そのあと出発前に出した飲み物を再度飲んでいただいて解散した。
3)反省事項
①良かった点
・アンケートでは、参加者のほとんどの方から、植物に興味を持てた、1日楽しめた、昔の人の薬草への利用に
感心した 等 良い評価を得た。
・スタッフが少なかったが、参加者がまとまって行動していただいたのでそれほど問題が出なかった。
②反省点
・帰りのコースを、下見のコースと変えたため、木の葉には珍しいハナイカダの花、葉を見てもらえなかった。
・またそのコースでは 参加者の中に少し足の悪い方がおられ 登り道があったので御迷惑をおかけした。
・アンケートの中には、また野草の天ぷらを復活させてほしいと要求もあった。
・・・・・そのためにはスタッフの多くを動員する必要があり、場所の確保の検討も必要
<文:藪下> <写真:石田>
H26年7月 セミ羽化観察会 「幼虫が地上に出てから羽化するまで見よう
」
グリーンガーデンひらおか、枚岡NC共催行事、 指導:枚岡ネイチャークラブ
1、日 時 :7月26日(土) 17時~21時
2、場 所 :枚岡公園 梅林
3、リーダー :近藤 中谷(石田、飛田、西川、原田、平山)
4、参加者 :38名 (大人14名、子供14名、幼児3名、スタッフ7名)
5、行事内容
・G.G.H.玄関フロアーで受付と「かんさつノート」 「セミ5種、他の昆虫10種の羽化期間表」
「ネイチャークラブの年間スケジュール」を配布(17:00)
・同館2階研修室へ 急遽、待ち時間用におり紙でセミを折ってもらう。子供達も退屈せず親子が同時に
楽しく作業 出来たのは思ったよりも好評だった。(17:10)
・スタッフ紹介と本日スケジュールの説明、セミ羽化観察の仕方と諸注意(17:15) 観察場所へと移動 (17:20)
・山麓の公園の道を梅林までの道中、ヒグラシの鳴き声を聞きながら歩いていると、突然「キツツキがいる」
と子供が指差す。全員がその方向に目を向ける。いつもながら目敏い子供の眼力には驚かされる。また別の
子供がクマゼミを発見(残念ながら姿だけで声を聴けず) アブラゼミとヒグラシの鳴き声に迎えられて梅林
に到着 (18:00)
・全員集合 再度観察範囲と危険な所の説明・観察での注意、紙芝居「セミのすけ」、クイズ8問(ちょっと
アレンジしたので)子供には大受け、一気に盛り上がる。
・「さあ、みんなでセミ穴を探しに行こう」三々五々親子で散らばって行く。 (18:20)
・市街地の街路樹や緑地はセミの大合唱に包まれているのに、こちら山の手では「アナと雪の女王」の子供たち
の大合唱。私達(スタッフ)の心配も掻き消す勢い。セミの抜け殻もセミ穴も少なく大変。 (19:00)
他のスタッフにきくと昨年も少なかったらしい。
・今年は羽化を始めたのが5ひき そのうえ時間的にも遅れている。(20:00)
・残念ながらセミの数が少なく 参加者、特に子供たちがあっちこっちと動き回らずに済み 夜の観察会としては、
怪我などの危険率も低く監視しやすく環視出来たのは逆に良かったと思われた。
6、反省事項等
・最後の「ふりかえりとまとめ」が出来なかったのは残念でしたが、私としてはそれが大切なことは分かっていたが、
それよりも(羽化の遅延の為)参加者に刻々と変化する羽化の様子を見せてあげたかったので、それを優先すること
にした。(20:40)
・何かを得ようとすると何かを犠牲にしなければならない。今日もやっぱり時間との戦いであった。(20:50)
自然とは我々の思うようにならなかったとつくづく感じ、これを機会に皆でもう一度自然とは何かを考えて
いきたい。
<参加者の声>
抜け殻はよく見るのですが、セミ羽化を見るのは初めてで感動しました。自宅の近くでも観察会をしたいと思います。
・<スタッフ反省点>
①次回から開始時間を元の16時に戻す
②紙芝居の作り直し
③車での参加者をどうするかは今後の課題(G.G.Hの駐車場の閉門時間)
④募集時の注意事項を考える。
・今回もセミ羽化の真白な蝋細工のようなセミの体に出合い子供達にときめきと驚き、さらに命の大切さも伝えること
が出来たと思います。
<文:近藤> <写真:石田>
H26年8月 虫採りと観察会 「池島遊水地で昆虫を捕まえよう」
1、日 時 :8月24日(日) 9時~12時
2、場 所 :池島遊水地
3、リーダー :岡田、三木(石田 近藤、飛田、西川 西野、平山)
4、参加者 :18名 (大人6名、子供2名、幼児2名、スタッフ8名)
5、行事内容
(1)観察コース
・東花園駅から恩智川沿いに歩き、池島遊水地で昆虫採集及び観察をして 現地解散する。
(2)内容
・池島遊水地の(大木となった)柳の木の下に集合して、虫採りの前に飛田氏より雷の怖さと避難の仕方等の話を聞く。
今回は雷対策として万一の時 車に逃げ込めるよう 石田代表が寝屋川水系事務所より許可を得て 車3台を遊水
地内に駐車することが出来た。
・岡田講師から最初に目についたクマゼミの話を聞く、今では誰でも知っているクマゼミであるが 木に止まっている
クマゼミは初夏の羽化直後は毛むくじゃらだが、八月になると熊のように黒光りしていくとの説明があった。
皆そこまでは観察していなかったと思う
そんな中ツクツクボウシが鳴きだした。過ぎ行く夏を惜しんで「つくづく惜しい」と聞きなした日本文化のよさに風情を
感じつつ説明を受ける。
・クマゼミは「バルタン星人」、トノサマバッタは「仮面ライダー」のモデルだと子供らに説明があり またショウリョウバッタ
とオンブバッタ、今多く飛んでいるウスバキトンンボとこの時期まだ見ぬ赤トンボとの違い、ショウリョウバッタがイネ科
の草とそっくり(擬態)なのを共に見比べ説明を受ける。
トノサマバッタの前ばね、後ろばねを広げて隠れている見事なつくりを観察もした。
・その後、子供たちは汗だくになりながらたくさんのバッタ類をつかまえてきた。
エンマコオロギをいっつぱいとられた大人の参加者から私に何匹かいただいたので家に持って帰ったが、今涼しげに
心地良く鳴いている。 セミにしろ、トンボにしろ、一般に思われているよりも成虫になってからの寿命は長いようだ。
まだまだ暑いですが、虫の姿や、その鳴き声の変化で夏の過ぎ去りを感じます。
***観察した虫*** トノサマバッタ、ショウリョウバッタ、オンブバッタ、ツチバッタ、ホシササキリ、エンマコオロギ。
イナゴ、ツチイナゴの脱皮皮、カマキリ、サシガメ、カメムシ、マメコガネ、シロテンハナムグリ、
クマゼミ、アブラゼミ、ツクツクボウシ、ウスバキトンボ、ベニイトトンボ、アオモンイトトンボ、
イチモンジセセリ、アオスジアゲハ、マダラスズ、アシナガバチの巣
6、反省事項等
・参加者の少なかった要因は地蔵盆と重なったこと、また東大阪市「市制便り」に掲載した募集のタイトルが平凡でインパクトが
なかったこと等が考えられる。
・去年は、台風の警戒警報が出て中止になったが、今年も予報では大雨注意報が出ており開催を危ぶんだが幸いにも
天気が良く観察会を無事終われて良かった。(しかし、解散後かなりの雨が降った)
<文:三木> <写真:石田>
H26年10月 どんぐり祭り 「秋の実観察」
1、日 時 :10月19日(日) 10時~14時 快晴
2、場 所 :グリーンガーデンひらおか 会議室とその周辺
3、リーダー :正田美知子(特別講師)石田、西川、原田、計4名
4、参加者 :14名 (大人6名、子供4名、スタッフ4名)
5、行事内容
・10:00〜 館長挨拶。石田代表挨拶
・10:10〜 正田氏によるどんぐりの解説。 (実物、イラストも併用)。
・10:30〜 GGH 枚岡公園内で、どんぐり、落ち葉、木の実などを探しながら、
適宜どんぐりに関する話や樹木の説明を正田さんにして頂く。
・11:45〜 午後からの工作やアート作品作りの説明をする。
・12:00〜 昼食、休憩
この間に、マテバシイとスダジイを豆煎器で炙り、参加者に試食をしてもらう。
皆さん異口同音に「あっ、栗の味や!」。どんぐりが食べれることと、意外と美味しいことにびっくりされていた。
・12:45〜 参加者自身で採集したどんぐりや落ち葉、枯れ枝などを使ってアート作品作りを始める。
・13:45〜 作品発表
【どんぐりコンテスト】
①一番大きなどんぐり比べ
②一番小さなどんぐり比べ
③それぞれのお気に入りのどんぐり自慢
【アート作品発表会】
①紙箱や紙の額縁に採集してきた自然の素材で描いたアート作品を一同に並べ相互に鑑賞
②同じような材料なのに作品にすると各自全く違う世界を表現できた。
③公園に落ちているときはあまり綺麗に感じなかったものが作品として貼り付けると「美しい」ものに変化した。
<文: 原田> <写真:石田>
H26年12月 正月飾り 「おしゃれな正月飾りで新年を迎えよう」
1、日 時 :12月14日(日) 10時~12時 快晴
2、場 所 :グリーンガーデンひらおか 会議室
3、リーダー :原田、平山(大池、西野、西川、飛田、藪下)計7名
4、参加者 :27名 (大人17名、子供3名、スタッフ7名)
5、行 事 :ワラ縄をあみリース風 正月飾りを作る
①行事開始 10:00〜
・館長挨拶 ・本日のスケジュールを説明
・古(いにしえ)からのワラとのかかわり、生活への活用、現在のワラ使用について原田さんから説明。
②藁編み開始 10:15〜
・藁を一束参加者に渡し、藁のゴミ取りとシゴキをしてもらう
・出来た人から 1束を3分割しそれぞれ縄綯いを行う。
③装飾品をつける 11:30〜
・ウラジロ、松の小枝、赤南天代わりのピラカンサの実、紅白の紐、装飾品を括る細針金、を配る。
(我々自然との係わりを共有するグループなので出来るだけ人工ものを使わないようにした)
・作成者の感性で、眼鏡型、一枝型、円結び型それぞれであったが、綯ったワラに装飾品をつけてもらう。
・出来た人の作品を展示し 参加者に見てもらう。
④御幣の作り方の説明 12:00〜
・各自、家でこれを作成してもらうことにした。
⑤総括・閉会 12:10
6、行事結果の反省等。
解散後,場所を変え 1Fの食堂で昼食をとりながら反省会を行った。
・昼までの時間で、一部の人が完成まで行けなかった。
・時間、ワラの確保、 等の関係で、本格注連縄作成まで今回は行わなかったがこれで良かったのではないか。
・スタッフの大部分が縄綯い技術を習得出来てなかったので、原田さん一人に負担がかかった。
・今回の参加者数は、この行事では適当であったように感じる。
・・・・・これらについて次回の開催時の参考とする。
<文,写真:平山>
H27年1月 池島遊水地で冬鳥を見よう 「野鳥観察」
1、開催日 : 平成27年1月18日(日) 10:00~12:30 天気:晴
2、リーダー : 藤戸、原田 (石田、平山、西野)
3、参加 : 参加者17名 (大人 9名、子供 3名、スタッフ 5名)
4、行事 : 池島遊水池周辺の野鳥を観察する
5、実施場所: 池島遊水池周辺(東花園駅から池島遊水池)
6、行事&結果
○観察コース
東花園駅から恩智川沿いに、池島遊水池まで歩き、現地解散
○内容
・恩智川沿いの野鳥・水鳥を、双眼鏡、フィールドスコープで観察し、適宜、説明を行った。
・一週間前の下見では見る事の出来なかった数種類の野鳥を見る事が出来た。
・遊水池に居た水鳥は今回3種類だけ(コガモ、マガモ、バン)で、種数・個体数ともに減少
傾向が続いている。(下見の時にはマガモ一つがいと、バン数羽しか居なかった)
・特記事項として、この辺りでは希少種のケリ、カワセミ、タシギ、イソシギを見る事が出来た。
また、カワセミは雌雄別に見る事ができ、魚を捕食する所も見る事が出来た。
○結果
観察された野鳥
コガモ、マガモ、バン、ヒドリガモ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、カワウ、イソシギ、タシギ、カワセミ、
ハクセキレイ、セグロセキレイ、ケリ、アオジ、カワラヒワ、ツグミ、モズ、ヒヨドリ、イソヒヨドリ、ムクドリ、
メジロ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、スズメ 計25種類
7、考察・その他
・数年前から、遊水池での水鳥が減少し続けており、数年のうちに居なくなってしまう可能性も考えられる。
原因は不明だが、餌となる水草が減少していると考えられる。
・田圃の中に太陽光発電施設が設けられていたが、野鳥への影響の有無を考える必要がある。
8、感想
・風もなく、晴天で、暖かく、過ごしやすかったので、じっくり観察できた。
・この辺りでは希少種のケリ・カワセミ・タシギ・イソシギを見る事が出来たのは、ラッキーであった。
・特にカワセミをじっくり観察する事が出来て、参加者の皆さんも喜んでおられた。
・下見では見られなかったコガモが池に居てホッとしたが、遊水池での水鳥の種数・個体数とも
かなり減少していて、将来が危惧される。
<藤戸:文> <石田:写真>
H27年2月 冬の樹木観察と観梅 「樹木観察」
1、開催日 : 平成27年2月15日(日) 10:00~12:30 天気:晴
2、リーダー : 平山、石田
3、参加 : 参加者5名 (大人 2名、子供 1名、スタッフ 2名)
4、行事 : 冬の樹木観察をする
5、実施場所: 枚岡神社周辺
6、行事&結果
①観察コース :枚岡神社⇒枚岡ハイキングコース⇒枚岡展望台⇒神宮本宮⇒豊浦橋⇒枚岡神社
②行事内容
・一般参加者が3名という少ない中で実施する
・神社本殿前の石段下には狛犬ではなく狛鹿(?)が配されており、参加者の方が珍しがられていた
ので、奈良春日大社との関係を説明する。
・石段の中頃にはイスノキの古木があり、その説明を階段上部にある若きイスノキの虫こぶを見て
もらいヒヨンノキとも言われる所以を説明する。
・枚岡梅林の手前にはイヌガシがあり、多くの花芽がついて間もなく咲きそうであった。
・枚岡梅林の梅はまだ冬眠中か1本の木に寂しく花が咲いていたが殆ど花芽固しの状態、
・梅林からハイキング道に入る、落葉樹が中心の山道はナラ類のアベマキ、クヌギ、コナラの落ち葉
が多くそれらの間に常緑樹のクスノキ科(クスノキ、ヤブニッケイ、シロダモ等)やアオキの濃い緑色
が混じって自然林を保っており昔の神社境内で木々があまりいじくられていないのがわかる。
・生駒山には「連理の枝」((並んで生えている二本の木が、枝の部分で一つに繋がっているという伝説
上の樹木のこと。中唐の詩人・白居易の『長恨歌』の中に「天に在りては願わくは比翼の鳥と作り、
地に在りては願わくは連理の枝と為らん(天上では二羽一体で飛ぶ比翼の鳥に、地上では二本の
枝がくっついた連理の枝になろう)」に基づく)) を持つ樹が多く見られる、これらを見つけながら山道
を歩くのも楽しいものだ。
・途中途中にある、シャシャンボウ、ヤマコウバシ、ハマヒサカキ、ナギ、コクサギ・・・・・を説明しな
がら枚岡神社まで下りてきた。
・神社境内では、餅つきをされており善哉も振る舞われていた。昼を回っていたのでお腹も空いており
一椀いただく。 ありがとうございました!!(柏手)
③行事感想
・今日の参加者の少なさは、行事開催のPRが枚岡NCのHP、、保全協会の「都市と自然」だけで、市制便り
で一般の市民に出来てなかったので あらかじめ予想されたが、それにしてもやはり少なすぎた。
参加されたのは 枚岡NCのHPを見て親子1組(行事の度に来ていただく1組)、保全協会の「都市と自然」を
見てが1名であった。
・3名の参加者であり、必要な個所ではゆっくりと、飛ばすところでは少し早目に 行程を皆さんのペースを
見ながら進められ のんびりとまた楽しく進められたと思う。
<平山:文> <石田:写真>