H23年4月特別観察会 「とっとこ歩き観察会ー25」
<今年こそ生駒の花見をしよう>
1、開 催 日 : 平成23年4月10日(日) 9:00〜16:00 天気:晴れ
2、担当リーダー: 飛田、大池、(近藤、西野)
3、参 加 : 4名(大人4名,スタッフ4名)
4、行 事
◎観察場所:枚岡神社から神津岳コースで鳴川園地までお花見、下山はわかりにくい道を近鉄萩の台駅
まで歩く。
◎行事内容:
9:00 枚岡神社 鳥居前集合 体操の後、枚岡梅林にてスタッフ紹介、桜種類など説明と
本日の予定説明。
9:30 梅林出発 神津岳コースをいろんな説明を交えながら上る。
タチツボスミレなど観察
10:40 展望台経由 ふれあい広場着 20分ほど桜や芽吹き観察と休憩
大島桜とソメイヨシノ比較、観察
11:05 鳴川園地を目指して出発
ナラガシワ、クヌギ、イヌシデ、コナラなど見分け方を類推しながら上る。
11:45 鳴川園地着、ヤマザクラが未だ 0〜1分咲きでがっくり。
こぶしは満開で見事
12:00 「僕らの広場」で昼食 やまざくらのつぼみは固し。
12:20 万葉植物観察 ミツマタ満開 タブの木観察
12:40 レストハウスにて展示物見学
13:00 出発 駐車場経由 山を分け入る。マキをとっていた山及びヒサカキ(地方名でビシャコ)など説明
オオバヤシャブシ及び竹林観察
14:50 ため池 着 キジムシロ、ワラビ(蕨)あり。 ワラビは日向斜面に多くあり、収穫出来た。
棚田風景のあぜ道をゆく。たんぽぽ多し。
16:00 宝山寺見学 萩の台駅着 ホームで総括し 解散。
◎感想・反省等:
・参加者が少なかった。選挙日であり、花見日和であるためか?
同日実施の「古道を歩く会」も同じ事を言っていた。
「古道」に参加の常連の何人かは、枚岡ネイチャーの行事については知らなかったと言われており
やはり広報活動をもっと増やす必要があると感じた。
・枚岡NCのHPをみて参加いただいた方から今回の行事予定のHP掲載が遅かったと言われた。
・ヤマザクラはまだあまり咲いていなかった。時期的には一週早すぎたようである。
・植物の鑑定については我々より今回は参加者の方の知識が上回っていたようで、
私としてなるべく木を夏の間におぼえておきたいと感じた。
(インスト13期の女性もおられたし、男性の方で詳しい人がいて助かりました。)
・皆さん楽しかったですとおっしゃっていただいた、行事は成功だと感じた。
・ヤブカンゾウやワラビ(共に山菜として食べれる)が取れたので女性参加者は喜んでおられた。
私も、家に帰り今日採ったワラビを炊いて食べてみた。やわらかくておいしかったな・・・・。
<大池:文・写真>
H23年4月観察会 「薬草観察」
<体に良い薬草を探そう>
1、開 催 日 : 平成23年4月24日(日) 10:00〜14:00 天気:晴れ
2、集 合 : 枚岡神社鳥居下 午前10時
3、解 散 : 郷土博物館 午後2時
4、担当リーダー : 藪下、紀古、岩久 (飛田、大池、西野、西川)
5、参加者 : 合計・35名(大人・20名 子供・6名 スタッフ・7名 保全協会・2名)
6、行事内容
・午前10時鳥居下で集合 挨拶の後出発。梅林手前までにタンポポ、オオバコ、オドリコソウ、
イタドリ。梅林ではスイバ、ヤブガラシ、カキ、サクラ、キョウチクトウ、クチナシ、ウメ、
ナズナ 等を観察し薬草としての働きを説明する。
参加者に、カタバミで10円玉を磨いてもらう。ピカピカに輝いたのには皆さんに大いに受けた。
これはカタバミに含まれる蓚酸(染料の原料、分析試薬、漂白剤などに用いる)の働きによるもの。
・カラスのエンドウ、スズメのエンドウ、カスマグサと3種名前の由来と大きさを見比べて貰った。
・そこから五条古墳の方へ向かう、途中ツルニチニチソウ、エビスグサ、チュウリップ、
アカメガシワ、アケビ、ドクダミ等を薬草観察した後、五条古墳について飛田さんから説明を
受ける。
・山沿いに南下し郷土博物館へ向かう、途中クズ、クサイチゴ、イチジク、キンカン、ノカンゾウ、
アカネ、シュロウ、ヤツデ、イチョウ、ノビル等の植物を観察し薬草としての働き
も説明しながら 12時過ぎに郷土博物館に到着。そこで昼食とする。
・ここまで歩いてきた中で、梅林入口のヤマアイ、梅林のキョウチクトウ、資料館手前のムラサキ
ケマン等 誤食、誤飲すると非常に危険なものがあり他の薬草を採取する時注意を要する。
・昼食後スタッフの紀古さん作のヨモギ団子・岩久さん作のノビルのお好み焼き・薮下作の
ウメジュース、紫蘇ジュース等を試食、試飲して頂く、参加者に大変喜ばれる。
・博物館に入る前に、保全協会スタッフ千田さん手製のタケ笛を参加者にプレゼントしていただく。
このタケ笛も大変喜ばれた。
・その後、東大阪市立郷土博物館を見学をする。
中で、保全協会理事で天王寺動物園の飼育員早坂さんからも話をしていただいた。
・午後2時に現地解散し、枚岡に戻る組、瓢箪山へ行く組と2組に分かれて下山した。
<藪下:文・写真>
H23年5月 【春の小川”をのぞいて見よう】パート[
<川で調べよう、川で遊ぼう、川を守ろう>
グリーンガーデンひらおか、枚岡NC共催行事、 指導:枚岡ネイチャークラブ
1、開催日 :平成23年5月15日(日) 10:00〜14:00 天気:晴れ
2、講師 :岡田、担当リーダー:太田、岩久(大池、飛田、西川)
3、参加 :32名(大人15、小人10、幼児1、スタッフ6)
4、行事 :グリーンガーデンひらおか(GGH)、枚岡ネイチャークラブ共催行事
5、観察場所:豊浦川・椋ヶ根橋付近
◎行事内容:
・グリーンガーデンひらおか(GGH)近藤館長挨拶、スタッフ紹介などの後観察場所へ移動。
・観察の説明・注意や採集の仕方の説明を行い採集開始。
・今回は椋ヶ根橋付近での採集。川のあちこちで、説明したように川下に網やざるを置いて石や落ち葉の溜まった
ところを動かして、ここでも先ずヨコエビをゲット。
・その後サワガニやカゲロウの仲間がどんどん採れだした。
・ファーブル(実体顕微鏡)を用意して、川の虫やいろいろなものを覗いてもらいました。
カクツツトビケラの入り口を見てみると、何と中の虫がモゾモゾ動いているのが見えて、それを見た人は
キャーっと驚いていました。
その他いろいろなものを見て、そのたびに歓声が聞こえていました。
・同定しながら川の虫の話を岡田講師よりあり。皆さん興味深く聞いていた。
いつもながら参加者の人たちに合わせて、質問やクイズなど交えながらのお話はおもしろかった。
・昼食後、今日のまとめの会を行う。データシート、水生生物による水の汚れのチェックなどを説明。
メダカ・カダヤシの話や特定外来生物の話。
・次回の観察会予告をして終了、解散。
・グリーンガーデンひらおか(GGH)の参加者のアンケートより
〇「今回のイベントの内容は?」の問いに、「とても良い」12名、「良い」4名(回答者16名)
〇今回、大きなヤゴを取れたことが良かったです。
〇大きなカニがとれたこと!!
〇川でいろんなんみつけてよかったです。
〇子供が夢中になって川で生き物を探す姿が良かった。
〇子どもがとても喜んでいた。
〇大人数で水生生物を探すと、色々な種類がたくさん見つかり、にぎやかに楽しくできました。
〇生物のしくみが良く分かる。楽しみながら勉強になる。
〇日頃、川の生物をなかなか自分でさがす事が出来ないので、親子共々良い経験が出来ました。
〇虫などの生き物が大好きな息子の好奇心を満たしてくれる内容でした。仮に家族で探しに行っても、
“これ何?”に答えられないけど、答えてもらえる!!という所がよても良かったです。
〇身近な生駒山で多くの生き物と出合えた。講師の話術がわかりやすく、おもしろかった。
<本日採集したもの>
サワガニ、ヤマトシジミ、ヨコエビ、オニヤンマのヤゴ、トビケラのなかま(コカクツツトビケラなど)、
カゲロウのなかま(ヒラタカゲロウ、チラカゲロウなど)、ミズムシ、イトミミズなど
<スタッフの感想・反省等>
・前回3月の観察会の時と同様に、今回も参加者の子どもも大人も、皆さんが興味を持って、しかもよく話を
聞いてくださり、楽しんで頂いたようで、「ありがとうございました!」と子どもたちが横一列に並んでお礼を
言ってくれました。
・講師の岡田さんの話が、子どもを含めて参加者の目線でわかりやすく話をしていただいたのはとてもよかっ
たと思いました。
<太田:文> <飛田:写真>
H23年6月特別観察会 「とっとこ歩き観察会ー26」
展望台での,夕陽の移ろいと音楽を楽しもう
1 開催日 :6月19日(日)9:00〜15:30 天気曇り 2時すぎ小雨
コース:石切駅上の改札口〜日下新池〜直越の道〜灯篭(阪奈道路)〜
ふれあいセンター(昼食)〜生駒側池めぐり〜近鉄生駒駅
2 担当リーダー: 飛田、大池 (西川)
3 参加者 : 10名(大人5名 子供2名 リーダー3名)
4 行事概要 : 梅雨時の池めぐりをし、水性生物の観察を行った。
5 結果&観察結果
○日下新池
現在封鎖されているので、管理者の日下自治会会長・足立邦夫氏立会いのもとヒトモトススキの
ある池内に入って、太古の海岸性の「ヒトモト」と普通の「ススキ」を比べた。
ヒトモトは別名シシキリガヤといわれ、非常に葉も厚く、葉の縁がススキより非常にざらつき、
イノシシでも切れそうだと確認した。
○日下布市池
堤上のトキワススキ(海岸性)と池内のヒトモトトを遠望で比べた
○直越え(ジキゴエ)へ抜ける間道〜昭和15年の記念碑
夏を迎え、一週間も遅いぞと立ちはだかる様に草が生い茂り、大きいオオバコも目立つ、
途中の茶畑の青葉がみずみずしかった。
下見の時はエゴの花が落花していたが、今は無く テイカ葛の花が道に多く落花していた。
特徴のある花なので、すぐに分った。
雨のためなのか、ミツバチが巣の箱板に集まっているのが印象的だった。
○灯篭の分岐手前
田が先祖がえりした湿地帯は、下見の時満開だったキショウブの花は散り、イグサの花が満開。
直越え@に戻り、笹が繁る中に雷をつけたオカトラノオを発見し、昨年の場に残っていて、
良かったと思った。
○ふれあいセンター〜池めぐり
センターで今までの池を振り返り、ジュンサイの池について詳細に説明した。
馬池では6〜10センチのウシガエルのおたまじゃくしが多数いて、網では掬えなかった。
遠咆えの様な泣き声が池面に響いていた。
ジュンサイは、川上の池で、川の流入の無い斜面の水だけの孤立した池に有った。
名前が不明なので仮称大池と名付けた池は、小川がデルタ地帯を作り蛇行し池に流入していたが、
水量多くヤゴは見れなかった、が、イトトンボはいて、5ミリぐらいの名前不明のおたまじゃくしと卵を、
子供たちは興味深げに見ていた。
5センチ位の川海老を見て、5月の水生生物観察会で見たヨコエビがこんなに大きくなるのかと?の
質問に大爆笑となった。
@各池の水性・湿性植物
・日下新池 :ヒトモトススキ ヒシ セイタカヨシ
・東様池 :無し
・日下布市池 :ヒシ・ヒトモト少々
・先祖帰りの湿地 :キショウブ ガマ イ ホソイ クサイ ヘラバオモダカ ヒメヨツバムグラ ゴウソ マスクサ
・馬池 :ヒルムシロ ヒツジグサ
・ジュンサイの池A :ジュンサイ 不明の水草の群生
・大池 :イ オニスゲ アリノトウグサ ヌマトラノオ アキノウナギツカミ ミゾソバ ヨシ テキリスゲ オモダカ
アゼテンツキ イヌタヌキモ ヒメゴウソ
・ジュンサイの池B :ジュンサイ
・牛蛙の池 :マムシが多いので敬遠し、寄らず
・切池 :フトヒルムシロ カサスゲ ヒシ ヨシ 不明の草1種
・キャンプ場上の池:無し
A植物特性
池の深さ、水質、池への水の入り方・出方で、池毎に生えている草が異なる。
○キャンプ場で、今日の総括の意味で、参加者に興味をもったものは?聞くと
大人は全員 ジュンサイと生え方、子供たちは 風で揺れるオカトラノオ 牛カエルと不明の
カエルのオタマジャクシだった。やはり子供の興味は動くオモチャ(生物)だった。
<飛田:文> <飛田、大池:写真>
H23年7月観察会 「キノコ観察会」
<家族で探そう枚岡公園のキノコ>
1、開 催 日 : 平成23年7月2日(土日) 10:00/枚岡神社鳥居下・集合〜14時30分/椋が根橋・解散
・ 天気:曇り時々小雨
2、特別講師 : 上田俊穂氏(関西菌話会会員、元高校教諭)
担当リーダー: 三木、平山 (大池、太田、飛田、中谷、西野、西川、原田)
3、参 加 : 34名 (大人19名、子供2名、幼児3名、スタッフ10名)
4、行 事
● コース :@枚岡神社鳥居〜枚岡神社本殿〜A枚岡梅林〜B展望台・椋が根橋分岐〜
C椋が根橋東屋 (昼食・D同定)・解散
●行事内容
:
@集合、行事予定説明〜観察ポイント1(枚岡神社本殿まで)
・今日のコースと特別講師の上田先生及びスタッフを三木リーダーが紹介後、上田先生からキノコ
採集の仕方の説明を受ける。
・本日最初のキノコは、シイの木の根元にモコモコとした5〜6cmの「ヒラフスベ」(サルノコシカケ科)
が生えていた。 H17年6月例会の折、神社から出た直ぐの登山道のシイにも大きく生長した
ヒラフスベがあったがこれは今は無い。
・キノコとは関係ないが、神社本殿の正面には、暑気払いを祈る「茅の輪くぐり」がしつらえてあり、
その輪をくぐり、これからの暑さにも耐えるよう祈って本殿に参る。
・ 本殿階段横には何本ものイスノキがあり その葉についた「虫こぶ」を見てもらい、ヒョンノキと言わ
れる所以を説明した。
A観察ポイント2(枚岡梅林)
・枚岡神社白水井横の廃材捨て場にはキノコが多くあり、上田先生より説明を受ける。
・たとえば マメザヤタケ(クロサイワイタケ科)、キセルガイにたべられているきのこ(種類は不明)、、
ホウライタケの仲間(ホウライタケ科) 、ハナビラニカワタケ(シロキクラゲ科) 、
ウチワタケ(サルノコシカケ科)等
B観察ポイント3(展望台への道)
・思っていた以上に本日のハイライトであるクモタケ(バッカクキン科)が登山道の斜面に発生していた。
「この穴の主はキシノウエノトタテクモで、穴の近くに虫が近がづくと「戸」を開けて、瞬く間に虫を巣穴
に引きづり込んで食べる。しかしクモタケ菌に侵されて死にキノコを発生したもの」と説明を受ける。
又、霊芝と言われるマンネンタケ(マンネンタケ科)が木のむくろの中に育っていたのも参加者から
注目された、他にヘビキノコモドキ(テングタケ科)、オニイグチモドキ(オニイグチ科)、等が有った。
C観察ポイント4(椋が根橋まで)
・小さいキノコや中型キノコが割合出ていた。
・このコースでは蜂の仲間で、珍しいオオアメイロオナガバチの産卵している様子を観察出来た。
この蜂については一般参加していただいた西本裕氏(日本昆虫学会会員、元高校教諭)から詳しく
説明を受け、上田先生からもキノコとこの蜂の関係につい聞いた。
西本氏も産卵しているのを見たのは初めてとのことで、標本として1匹?捕ろうとしたが産卵管が
深く木(腐朽が進みつつあるナナミノキ)に突き刺せており中々抜けないで苦労されていた。
D昼食、同定、解散
・比較的多く(上田先生の話ではこれでは少ないとのこと)とれたキノコの同定をしていただいた後、
レジメにそってキノコの生態の説明や、クモタケの説明を紙芝居でしていただいた。
又、「近年店頭で大規模に販売されているキノコはほとんどが栽培されたものであり、地上に生える
キノコ以外は人工栽培されるものが多い」と 説明があった。
・上田先生より 最後に
「一度に沢山キノコの名前は覚えられないから、今日は最低5種
○冬虫夏草のクモタケ、○霊芝と言われるマンネンダケ ○見事に朱色のヒイロタケ
○特異な形で、豆のサヤや棍棒に似たマメザヤタケ ○食べられる(アラゲ)キクラゲ、
これ等を覚えて帰ろう」 と言われた。
・本日の行事を終え 椋が根橋東屋で解散した。
<今日見れたキノコ> アイウエオ順
アミスギタケ、アラゲキクラゲ、イタチタケ、イチョウタケ、ウズラタケ、ウチワタケ、ウマノケタケ、
オシロイタケ、オオホウライタケの菌糸、オニイグチモドキ、カバイロツルタケ、カワリハツ、キヒダタケ、
クサハツ、クモタケ、ケショウハツ、コウジタケ、コフキサルノコシカケ、シカタケ、スジウチワタケモドキ、
チャウロコタケ、ツノマタタケ、ツヤウチワタケ、ツルタケ、テングタケダマシ、ニセキンカワアカビョウタケ、
ハナビラニカワタケ、ヒイロタケ、ヒナベニタケ、ヒラフスベ、ブドウタケ、ホコリタケの仲間、ホソツクシタケ、
ベニタケの仲間、マメザヤタケ、マンネンタケ(霊芝)、ミキイロウスタケ、ミダレアミタケ、モチゲチチタケ
ヤケイロタケ (以上 40種)
●
感想:
・一昨日までのカンカン照りではキノコの出が悪いだろうと上田先生が心配されていたが、それなりに
出たので参加者も満足されていた。
・今回は観察の新兵器として、スタッフの原田氏持参の「iPad(アイパッド)+ルーペ」が 拡大鏡や
接写写真機として力を発揮し、講議時の映写機等としても大活躍してくれたのは有難かった。
・今回の参加者は知識習得形か?、毎回出る「これ食べられますか?」の質問はあまり出なかった。
上田先生からも、食べれるキノコでも多くはそれ程おいしいものではなく、食毒判断は難しいし
分からないものは食べないこと と話があった。
・参加者の方が 「キノコ目線にならないとキノコは見つけにくいね」と話されていたり、「上田先生の
説明で初めて知ったが、今まで 生き物の区分けは植物・動物とだけかと思っていたが菌類を含め
、5界説があるとは知らなかった」とも言われていたので しめしめ 今日の観察会を行った意味が
あったとスタッフとして納得していた。
(生物全体を原核生物界、原生生物界、植物界、菌界、動物界に分類する五界説)
・本日の観察会は、市政便り等で参加者募集の案内がされていない中、多くの方の参加を得、又良き
講師のアドバイスを得て成功裏に終了し良かった。
<平山:文・写真>
H23年7月 【セミ羽化観察会】
<セミの変身を見よう>
グリーンガーデンひらおか、枚岡NC共催行事、 指導:枚岡ネイチャークラブ
1、開 催 日
: 平成22年7月23日(土) 18:00〜21:00
天気:晴れ・観察場所:枚岡梅林一帯
2、担当リーダー : 岩久、中谷 (飛田、近藤、西川、原田、平山、三木、太田)
3、参 加 : 54名(大人28名、子供26名、幼児3名、スタッフ9名)
4、行事概要 : 枚岡NC恒例行事 「セミ羽化観察会」を、グリーンガーデンひらおかと共催実施
5、行事&観察結果
○グリーンガーデンひらおか(GGH) 2階研修室 (6時15分〜)
・GGH 館長挨拶
・スタッフの紹介と 参加者を2班に分けて移動するための担当スタッフの紹介及び本日のスケジュールの
説明、 又セミの行動と観察の仕方を説明。
・エコ落語「セミ羽化の観察会」を実施。
今年、初めての試みとしてエコ落語をスタッフの岩久こと「花の家ケイトウ」が着物姿で登場。雰囲気が盛り
上がる
桂三枝師匠の弟子、桂枝三郎師匠に稽古を受けているとのこと、創作落語「セミ羽化の観察会」を披露、
あちらこちらで笑い声があり、セミクイズも実施し、盛り上がる。
・観察場所である枚岡梅林までの移動時、及び帰宅時の案内を行なった。
○GGH〜枚岡梅林へ (6時半すぎ)
・参加者全員約20分で観察場所の枚岡梅林まで移動。
途中、穴から眼をのぞかせているセミの幼虫を子供が発見。本番を楽しみに枚岡梅林へ。
途中大阪の夕暮れも楽しんだ。
○枚岡梅林
・枚岡梅林では、アブラゼミの羽が地面にたくさん落ちているのを子供が見つけてもってくる。
鳥に食べられたのだろうか?セミの幼虫を探しに出発。
・その後、あたりは暗くなり、公園内の明かりが灯るが、ライトでの羽化途中のセミの観察に熱中。
あちらこちらでセミの羽化始まったよ、背中割れたよ、羽が伸びたよ、の声があがる。
アブラゼミが9匹ぐらい羽化がみられたか。背中が割れてから、羽化まで時間をはかってみる。
*観察会終了の予定時刻となった為、笛を吹き集まってもらう。名残を惜しみながら解散の案内をする。
今後も家族で近くの公園等でセミ羽化観察を楽しんでいただきたいと申し添え、次回催しの案内し
解散とする。(9時)
6、観察会感想
参加者感想
・セミ羽化観察は初めてであったが、感動した。
・また、朝飛ぶ前のセミを見に来たい。感動した。
スタッフ感想・反省
・今年は、たくさんの申し込みがあり、夏休みの子供たちも大勢参加してくれ、自然に親しむいいきっかけに
なったと思う。
・「セミの幼虫を人間の手でさわるとセミがヤケドをしたと感じるよ!!」と子供に言われているお母さんもあり、
セミの一生の話しとともに「花の家ケイトウ」の落語が印象強く聞かれていたと感じた。
・参加者の服装が 長ズボン、長シャツと言う夜分の観察スタイルでない方が多く 虫さされや、切り傷等の
心配があり募集時注意事項として徹底する必要があった。
・今回の観察会も全スタッフとひらおかGG関係者の準備やご協力があっての成功で、嬉しくもあり、感謝
しています。
**ケーブルTVの取材があり、放映は25日(月)〜31日(日)の虹色ネットワークで
(8:00、12:00、15:00、19:00、22:00)からそれぞれ放映される。
<中谷:文> <平山:写真>
H23年8月 【夏の自然と夜景観察】
<展望台での,夕陽の移ろいと音楽を楽しもう>
グリーンガーデンひらおか、枚岡NC共催行事、 指導:枚岡ネイチャークラブ
1、開 催 日 : 平成22年8月27日(土) 16:00〜20:00
当日の豪雨の後 雨が止み、生駒山上は16時の初め「アメダス」では降雨無しだったので
開催した
2、担当リーダー : 飛田、大池 (近藤、藪下、西野、西川)
3、参 加 : 8名(大人2名、スタッフ6名)
4、行事概要 : 夏の夜景と、高度差による温度の変化及び植物観察を行った。
5、行事&観察結果
・PM 4:00 GGHに集合
(雷雨のため22名中20名キャンセル。 スタッフはズブ濡れで到着)
・PM 4:35〜
小雨になったのを見て出発の旨 飛田さん決定
・PM 4:40〜
山道の草刈状況を観察しながら展望台へ、現地で小坂さん(竹中庭園勤務)から見た公園管理の不具合
などを、水を横溝に流しすぎて下流が洪水、山路の補助木は逆向きにすべき、草の刈りすぎなどと説明して
いただいた。
クヌギ、アラカシなど 強い風雨(一部はチョッキリ虫によるかも)により枝葉が多数落下、散乱。
ヤブラン、ヤブミョウガ等の花あり。
いつもの水生生物観察の豊浦川が、大滝状に水が流れていたのが印象的であった。
「ひらおか展望台」附近は夕焼けが少し見え 気温24℃、そのとき電話で確認した下のGGHでは温度が
28℃と4℃の差があった。
・PM5:50 頃
ふれあい広場到着 温度は22℃。
・PM6:00 〜
「みはらし広場」到着も雨あしまた強くなり、雲で全く視界ゼロ、「ふれあい広場」に引き返しを決定。
・PM6:10 ミーティング
今日の生駒山では、普通言われている ‐0.6℃/100mより大きい温度差のあることを説明。
実際に300mで6度の差があった。(下山時チェックでは24℃:2度差だったのでほぼ理論通り)
低気圧通過時は特に差が激しいと考えられる。
・PM6:50〜
食事の後、雨がはれ、夜景観察のため、「みはらし広場」へ戻る。
・PM7:00〜8:30
遠くは曇でまだ雨が降っているように思われたが、近くはスッキリ晴れ、通常よりもはっきり夜景が見れた。
6、観察会感想
・参加者の方も、いつもより綺麗で、又いつもと違う、涼しく、少し雲があり絵画的な夜景を見れたことで、登って
良かったと言ってくださった。
・みはらし広場では サキソフォンを吹いていただく予定で「夜景と音楽」を楽しみにしていたが あいにくの天気で
澄んだ音色を聞かれなかったのが心残りであった。
・竹中庭園の小坂さんには写真も撮っていただき、又説明もしていただいたのは大変ありがたかった。
<大池:文> <参加者小坂さん:写真>
H23年9月 【虫の観察会】<虫捕りと虫聞きの2つを楽しもう>
1、開催予定日 : 平成23年9月3日(土)
2、開催予定場所 : 池島遊水地一帯
***9月度観察会は 台風12号接近により中止***
H23年10月特別観察会 「とっとこ歩き観察会ー27」>
<生駒の成り立ちを見よう
1.開 催 日 : 平成23年10月16日(日)
2.担当リーダー: 西野 大池 (飛田)
3.参 加 : 5名 (大人2名 スタッフ3名)
4.行事概要 : 生駒の成り立ちを考えるため、生駒山の基盤である花崗岩と高安山・信貴山で見られる流紋岩や
凝灰岩を探し火砕流の跡などを観察した。
<西野:文・写真>
H23年11月 【どんぐり工作】
<どんぐりアートで遊ぼう>
グリーンガーデンひらおか、枚岡NC共催行事、 指導:枚岡ネイチャークラブ
1,開 催 日 : 平成23年11月27日(日)晴れ
2,担当リーダー: 原田、中谷 (大池、近藤、飛田、西川)
3,参 加 : 32名(大人10名、子ども14名、スタッフ6名)
4,行事概要 : どんぐりの採集と工作
5,行事&内容:
・10:00〜GGHに集合
・10:00〜館長あいさつ、スタッフ紹介、スケジュール説明
・10:30〜GGH出発〜ドングリや落ち葉などの工作材料を採集。探しながら漸次どんぐりの説明をした。
今回は「どんぐりビンゴカード」を用意し、「大きい、小さい、長い、短い、白い、黒い、重い、細い、
ピカピカ」の観点からどんぐりを探してもらう。目的はどんぐりにもこんなに色々なものがあったのだ
という気付きをしてもらうため。
枚岡では今年はどんぐりが非常に少かった。
・11:30〜昼食時間
・12:30〜
「どんぐり展示」(色々などんぐりのサンプルを展示)
「どんぐり比べ」(大きさ、色、重さなどで自慢できるものよ持ち寄りチャンピオンを決定する)
「どんぐり工作」(写真立てにいろいろな自然のものを貼り付ける)
「どんぐり試食」(マテバシイ、スダジイ、アオギリなど)
6,結果
「どんぐり展示」子ども達は興味津々。希望した子には一部持ち帰ってもらった。
「どんぐり比べ」は自分の採集したものに愛着を持てた。
「どんぐり工作」は落ち葉と組み合わせることで、各参加者とも非常にバラエティのある作品を制作して
くれた。
「どんぐり試食」は若い家族が多かったので、初めて試食する方が多く好評であった。
● 「どんぐり工作」時間を忘れて熱中!
● 出来た作品群を並べて鑑賞した
● 「どんぐり比べ」それぞれが、ビンゴカードの項目毎、自慢のものを机に並べて比較し、 参加者自身に
評価してもらった。
<原田:文・写真>
H23年12月 【ワラのお正月飾り】
<これでお正月準備OK>
グリーンガーデンひらおか、枚岡NC共催行事、 指導:枚岡ネイチャークラブ
1,開 催 日 : 平成23年12月11日(日)10:00〜14:00 晴れ
2,担当リーダー: 原田、平山 (岩久、大池、飛田、西川、薮下)
3,参 加 : 38名(大人24名、子ども8名、スタッフ7名)
4,行事概要 : わらを編み、正月飾り(注連縄)を作る
*注連縄作りを
a、(稲藁の根本を)押し切りで切断 bワラ捌(さばき) c、揃え d、ワラの加工・整え(注連縄作り)
e、飾りつけ(御幣の作成、ウラジロ、ユズリハ等をつける) を順番に行った。
5,行事&内容:
@最初に原田リーダーより、枚岡NCの活動について、「子供さんを中心に、自然に親しんでもらうきっかけとなる
行事を毎月開催しており、今回も、刈りとられた稲わらから正月に飾る注連縄を、皆さん自身の手作りで、1年の
御多幸を祈って作り上げてください。」と説明があり行事をスタートする。
Aまずは、わらに親しんでもらうため、少しのわら束で注連縄独特の左ねじりのわら縄綯いを練習した。
参加者の皆さんに,わら綯いは初めてですか?と質問したところ9割の人が始めて とのことであった。
最初は慣れない綯い方に ほとんどの方が戸惑われていたが だんだん慣れてこられた。
B少しせっかちであったが、次に、本番用作業に取り係る。
一掴み程のわらを手に持ち、余計な袴やくずをとり除いた(これをきっちりしてないと後の出来の綺麗さに差が出る)後
綯いはじめる。
注連縄綯いをされるやり方は、きっちり両手で編む(拝み編みする)人、片手で捻りながら機用に綯い込む人、
それぞれであったが、熱心に作業されて午前の土台作りの部は終了した。
C昼からは、半紙を使って御幣の切り方を説明し、ウラジロ、ユズリハ、松ぼっくり(ダイダイの代り)等を使って飾りつけ
を行った。
D午後の2時間も使って、ほとんどの方が注連縄を完成された。
6,行事の感想、反省点:
○参加者数としては、適当な人数であった。子供さんも熱心にお父さんやお母さんと作業されていた。
○帰られる時、参加者の持参されたフクロの中には土産品として注連縄(一部、注連縄もどき)があり
満足そうにされていた。
○毎年の常連さんが 稲穂や松ぼっくり、金の紐等寄付していただいたので有難かった。
●ある一人の方が、難しくて出来ない!とおっしゃって草々に帰られたとのことであった。
我々のフォローが充分でなく、そのような方には簡単な正月リースを作ってもらえば良かったと反省。
●準備したウラジロが、皆さんが作っておられた注連縄の大きさに比べ適当な大きさのが少なく少しバランスが悪かった。
<平山:文・写真>
H24年1月 【冬鳥観察】
<今年も会えるかな水鳥に?>
1,開 催 日 :平成24年1月22日(日)曇
2,担当リーダー :原田、(平山、西川、飛田(瓢箪山駅での待機))
3,参 加 :9名(大人4名、子ども2名、スタッフ3名)
4,行事概要 : 池島遊水地周辺での水鳥観察
5,経過:
・10:00〜近鉄東花園駅改札口に集合
・10:00〜あいさつ、スタッフ紹介、スケジュール説明
・10:10〜出発〜恩智川沿いに野鳥を観察しながら池島遊水地まで歩く
・12:00〜鳥合わせ
・12:30 :現地解散
6,内容、感想:
・恩智川沿いで観察できた野鳥は例年に比べ種類、数ともかなり少ない。
・また恒例のタシギ、ケリも今年は確認できず。しかし前日の下見ではケリは確認出来た。
・池島遊水地ではコガモが40数羽観察、昨年同様定着しているようだ。
・ただし魚を主食とする海水ガモのキンクロハジロ、ホシハジロ、カイツブリのたぐいが見られず。
池の様子に変化があるのか。
・バンの4羽の親子連れ観察。この近辺での繁殖と見られる。
・全体的に出会えた数は少なかったものの、それぞれの鳥たちをいつもより時間をかけてじっくり
観察できたのは良かったのでは・・・。
・今回はじめての参加者で、双眼鏡の使い方も初めてであったが使えるようになり喜ばれていた。
これからいろいろな野鳥と出会っていただけたら嬉しい。
・池島遊水地での観察最後に、カワセミに出会え、話のお土産が出来たのはラッキー!。
常連の参加者の方が見つけてくれました。感謝です!
7,所感:
・今回の行事は東大阪市市政だより(12月15日号)に携載したが、参加者は(一般の方そしてスタッフも)
異常に少なかった。
・年初計画から急遽、集合場所を変更したため、当初の集合場所瓢箪山駅に飛田さんが待機する事態になった。
しかし、瓢箪山駅からの参加者はなかった。
・池島遊水地に隣接する「みどり清朋高校」には毎年校内使用をお願いしていたが、昨年度教頭先生が代わった
ので、一度挨拶に伺う必要あったが、今回はそれが出来なかったため昼までの行事とした。
<出会えた鳥たち>
・ハクセキレイ、セグロセキレイ、モズ、ムクドリ、キジバト、(ドバト)、ハシボソガラス、スズメ、アオサギ、
ダイサギ、カワウ、オナガガモ、ヒドリガモ、ハシビロガモ、カルガモ、コガモ、バン、カワセミ(以上18種)
<原田:文、参加者・澤田さん&平山:写真>
H24年2月特別観察会 「とっとこ歩き観察会ー28」>
生駒山地の背を歩く<南の端から北に向かって・第3回>
1、開 催 日 : 平成24年2月19日(日) 今冬一番の寒さ、良い天気、陽の下は暖かかった
2、担当リーダー: 三木、飛田 (岡田、平山)
3、参 加 : 9名 (大人3名、子供2名、スタッフ4名)
4、行事概要 1昨年度は第1回として南から (近鉄大阪線)堅下駅〜鳴川峠(近鉄奈良線瓢箪山駅) <距離:約16km>
昨年度は第2回として (近鉄奈良線瓢箪山駅)鳴川峠〜室池(JR片町線・四条畷駅)<距離:約18km>
今回は最終回として(JR片町線・四条畷駅)飯盛山〜室池〜星の園地(JR片町線・磐船駅)まで歩く<距離:約18km>
5,行事&内容:
○9;00 JR片町線四条畷に集合、出発
○9:45〜9:55 信愛女子学園管理地 展望台
・ここから飯盛山へは急登となる
○10:25〜10;35 (河内)飯盛山山頂
・楠木正行の像を見ながら南北朝の合戦を想う。
一方、東大阪市六万寺の往生院の正行像との関係でどちらが本当かとも考えた。
○11:30 室池園地:カルガモ橋
・園地南よりの歩道を通り先を急ぐ、室池園地内は素通りになった。
・参加してくれた子供達は霜柱を見つけてはキャアキャア、
未だこの時間でも寒さが厳しく、道中あちこちに出ている
○11:50 湿生花園
・梅雨シーズンになれば、色々な植物に出会えそうで又来たいところである。
○12:15 堂尾池
・ここから下に向かう道では、落ち葉の上に落ちている「ウスタビガ」の繭がよく
目に付いた、この繭は昨年の秋に羽化した成虫の抜け殻で、今は空き部屋
となっている (参考 下の写真)
○12:45 ビオトープ田原
・ビオトープ田原里山の会が蛍の棲める自然環境を保持しているところで、
マスコットのドッピーちゃん(石像)がかわいい。
○13:00〜13:40 薬尾寺池
・ここに来る途中、湧き水のたまり場で岡田氏がヤマアカガエルのメスと、
カスミサンショウウオの卵を見つけ、皆さん貴重なものに出会い感動。
・池の辺で昼食、陽当たりの良い落ち葉の上でゆっくりと食事 ゆっくりと休憩は
初めてである
・飛田氏からこの薬尾寺池のため池治水対策を教わる。
○14:15 飯盛霊園前
○15:40 星田園地 星のブランコ
・長さ280m、下をみればモミジの樹林、紅葉時分は美しいであろう。
○16:35 京阪私市駅
○17:05 JR片町線河内磐船駅
・本日のまとめ、参加者の感想等聞かせていただき解散する。
6,行事の感想、反省点:
・参加者の中で、ご兄弟(小学1年生の男の子、4年生の女の子)2人の健脚には大人たちも舌を巻いた。
・今後も子供達がもっと参加してくれて、自然と親しんでくれる場としたいと考えると共に、我々の
行事ももっと楽しく子供達を引きつける観察会にする必要がある。
・落伍者が一人も無く無事に長距離を歩けたのは良かった。
ここに至までに、このコースの下見を3回おこなったスタッフの努力は大きかった。
・虫の先生・岡田氏が参加してくれてカマキリの卵(オオカマキリ、コカマキリ、ハラビロカマキリ)を見つけたり
水中のカスミサンショウウオやヤマアカガエルを見つけ説明してくれたので、子供達も喜んでいた。
・この寒さや、この地までの遠さ、長距離歩き、広報活動が出来ていない等今回の行事開催に悪条件は
あったが、一般参加いただいたみなさんのお陰でスタッフのみの会に終わらなくて良かった。
<平山:文、写真>
H24年3月 【地域観察会】
<ザ・ひらおか>不思議発見
1,開 催 日 :平成24年3月18日(日)小雨時々曇り
2,担当リーダー :中谷、飛田(岩久、西川、西野、平山、三木)
3,参 加 :1 2名(大人5名、スタッフ7名)
4,行事概要 :午前:枚岡神社、梅林の周辺の樹木観察
午後:枚岡神社宮司さんのお話
5,行事&内容:
<午前中>枚岡神社、公園の樹木観察
「河内名所図会」をみながら、現在の枚岡神社の境内図と比較。
最初に2の鳥居前のムクノキを観察 (今は新芽はまだでていなかった)
参道を進む。行合橋で「河内名所図会」にもあるヤマモモを観察、
また「図会」にはない拝殿が明治末建立されている。
拝殿前の石段は明治33年に踊り場をなくし直通になった。
拝殿の左側からビャクシンの切り株を観察 (「図会」にも記載。)
<ナギ、サカキ、オガタマノキ、ヤブニッケイ、スダジイ、スギ、ヒノキを観察>
サカキ、オガタマノキなど神社に多い木の由来について説明。
スダジイの実を試食。どんぐりの中ではいちばんおいしいとの声。
ヤブニッケイ クスノキ科樟脳の香りする。
ナギ たてに葉脈がありちぎれない、良縁の木との説明にあやかりたいとの声。
スギとヒノキ 針葉樹で昔から寺や宮殿建築等に使われた木。今では花粉症の代名詞となる
人間の植えすぎが原因との説明
枚岡梅林へ:梅がつぼみから満開に近いものまである。
雨が激しくなる中、梅のお花見。
<イスノキ、イヌガシ、クスノキを観察>
イスノキは虫こぶ多数。
イヌガシは赤色の花盛り 枚岡の周りはイヌガシが多い。今回の観察の中で一番のメインとなった。
<午後>神社の「参集殿」で中東宮司さんから講話いただく。
「古事記編纂1300年と枚岡神社」。今年は古事記編纂1300年の年に当たる。
由緒ある枚岡神社の歴史から、食の大切さ、もったいないの心、
又、枚岡神社の笑いの神事等を通じて枚岡神社をもっと多くの方に知っていただきたい
ことなど幅広くお話をしていただいた。
最後に、枚岡神社で12月25日に行われているお笑い終り神事「あっはは」を参加者皆で
ご一緒にさせていただき終了となる。
6、行事の感想、反省点:
○参加者数としては今日は雨で、広報活動が出来てないこともあり少なかった。
○今回、いつも枚岡をフィールドとしていることもあり、初めて枚岡神社の宮司さんにお話をして
いただいた。来年度も「ざ・ひらおか」の枚岡シリーズを予定しており、より充実させたい。
○樹木の観察を午前中メインとした。芽吹きの季節には少し早すぎたが、その分じっくり観察できた。
また梅林でのお花見を楽しんでいただけた。
<中谷:文、平山:写真>